#95 どういうつもり? 意味深な男性の本音って【40代編集長の婚活記】
今の彼は、私をどう思ってる?
「あの約束」ってもしかして、このときの話だろうか。
ロンドン「覚えてる? 偽装彼女のお願いしたこと」
やっぱりこれだったか、「あの約束」って。
アサミ「覚えてるけど……。もしかして、ご両親のどちらかがご病気なの?」
ロンドン「いや、全然! だいぶ年取ったけど元気よ」
アサミ「なんだ。それならよかったけど」
ロンドン「でもさ、これから10年くらいの間にはそういう状況になる可能性があるわけじゃない? だから良かった! 偽装彼女の約束がまだイキてるってことで」
偽装彼女の約束……彼は忘れていなかった。この話を持ち掛けてくるということは……また私と親しい関係性になろう思ってくれてるの?
「あの約束」がイキてると言われて
でも冷静になろう。久しぶりにロンドンくんに会って私もおかしなテンションになっている。
アサミ「いまは私、独身だけど、来年再来年はわかんないじゃない。婚活中なんだから」
ロンドン「うーん、まぁ、そうだけど。ホントに結婚する気あるわけ?」
アサミ「え、結婚する気ありそうに見えない?」
ロンドン「いまはどうかわかんないけど、料理しないでしょ? めんどくさがりでしょ? 他人の世話しないでしょ? ホラ、結婚に向いてない!」
本当に私のことをよくわかっているロンドンくん。付き合ってこそいなかったけど、長い時間一緒に過ごしたし、私も包み隠さずいろんなことを話した。まるで女友達のように。
「フリーではあるけれど」って?
でも、今の私をわかっているわけじゃない。だって7年も会ってなかったわけだがら。アサミ「全部は否定しないけど……。最近、少しは料理するわよ」
ロンドン「あら! だから日本の気候がおかしくなってるのかな? 4月に夏みたいなことになると思ったら5月に寒くなったり」
アサミ「失礼ね! そっちこそ未だにあの約束の話をしてくるってことは、恋人がいないフリーってことでしょ?」
ロンドン「うーん、フリーではあるけど……」
それまでテンション高く、ハキハキしゃべっていたロンドンくんの声のトーンが急に小さくなる。そしてちょっと照れたように視線を下に落とす。何、どうしたの?
そして突然、私の手をギュッと握り、小さな声で囁いてきた。
ロンドン「今日わかった。確信した。好きな人……できた」
アサミ「え⁉」
【ロンドンくんが“今日”わかったという好きな人って? え、もしかして⁉ 続きはコチラ】
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