夏場のいやな体のニオイ。さらに悪化させるのはこの「食べ物」
以前の記事「ヨガで予防できる口臭問題」(https://otonasalone.jp/63704/)でも触れましたが、口臭の主な原因は、食べカスや細菌、舌や歯の汚れの磨き残し。このほか、タバコやコーヒー、ネギなどニオイの強い嗜好品や食べ物も口臭の直接的な原因となります。
また、ストレスや自律神経の交感神経を刺激しがちな行為はも口臭の原因に。唾液不足のドライマウスによる口の中の細菌増殖、汗を異常にかいてしまう(手に汗握る)などを引き起こしがちです。
ニオイの原因は、性格と食べ物の影響かも?
そこでインドの伝承医学アーユルヴェーダの登場です。
アーユルヴェーダには、ヨガ、パンチャカルマ(身体浄化法)、瞑想、ハーブ、生活習慣、食事療法が含まれます。自律神経のバランスを取り、過緊張をリリースできる心身をつくります。
目に見える身体、それを動かしている目に見えない力の事を体質(ドーシャ)と言います。心と身体に影響していて、心拍数や血圧、神経の興奮度、怒り、情熱、知性、イライラなどの精神の質にまで関係しています。
上記の例は、体質(ドーシャ)の中の「ピッタ(火、水)」の性質です。その他の体質(ドーシャ)は、「ヴァータ(風と空)」と「カパ(水と地)」の全部で3種類あります。
夏にバランスが崩れやすいのは「ピッタ」の情熱体質?
アーユルヴェーダー食事療法で、汗のニオイの対策をするには「ピッタ」のバランスを食事療法で整えます。
「ピッタ」の性質は、均整のとれた身体、温かく柔らかいツヤ肌、関節が柔らかい、寒さに強いが暑さに弱い、便秘なし、下痢あり、知性的、情熱的、集中力が高い、勇敢、リーダー気質。
「ピッタ」が増幅しバランスが崩れると、汗っかき、湿疹、じんましん、目の充血、口臭、体臭、若ハゲ、白髪、胸やけ、消化不良などになりやすいです。性格的には、気分屋、ストレスに弱い、緊張しやすくなります。
「ピッタ」のバランスを整え快適な夏を過ごすには、「ピッタ」を悪刺激する興奮作用、激性の食べ物を夏〜秋の季節は避けます。夏に食欲が落ちる、夏バテする人なども、この時期には「ピッタ」をケアします。「ピッタ」は、火と水の性質なので消化力がキーワードなんですね。
NGな食べ物…「ピッタ」を増やすのは酸味、塩味、辛味
激性の食べ物、ネギ、ニラ、ニンニクなど香りの強い野菜。
塩分の多い食事、アルコール、コーヒー、肉、揚げ物、ヨーグルト、ごま油、卵、ピーナッツなどのナッツ類。
スパイシーフライドチキンとビールは……アーユルヴェーダ的には夏に避けたいですね……。
さらに夏に食べたくなる薬味やピクルス、スパイシーな食べ物も、アーユルヴェーダ的には「ピッタ」のバランスを崩しがち、胃腸の不調や汗っかき、体臭が出やすくなるので、ニオイにNGな食べ物になります。
(注意)日本の夏は高温多湿なので、水の性質が増える時期と捉えることができ、火の性質を水の性質が減らしてしまい、消化力(火の性質)を低下させてしまうという考え方があります。
そんな時には消化力アップのために辛味のスパイスを取り入れ、発汗を促し、体内に溜まる熱を放出し、過剰な「ピッタ」を減らすことができるでしょう。
OKな食べ物…「ピッタ」を減らすのは甘味と苦味、渋味
消化に良い食べ物、生野菜、果物、穀類、豆、牛乳、スパイス(コリアンダー、フェンネル)、スイカ、メロン、キューリ、ナス、トマト、ゴーヤ、ミョウガ、オクラ、レタス、ピーマン、枝豆、抹茶。
熟した果汁やフルーツジュースもOKです。
落ち着いた気持ちでゆっくりと食事をする時間を過ごすのも「ピッタ」のバランスを整えます。
アーユルヴェーダは食事療法だけでなくヨガも含まれるので、ゆっくりとした呼吸法をすることで、交感神経や「ピッタ」を鎮めることも可能です。
以前触れた「不思議なほど涼しくなる呼吸法」(https://otonasalone.jp/28933/)も「ピッタ」を鎮める呼吸法です。積極的に取り入れてみてくださいね。
健康的でニオイ知らず、爽やかな夏を過ごしたいですね。
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