
「僧帽筋ストレッチ」で背中のオバサンくささを撃退。すっきりした後ろ姿に
僧帽筋って知ってますか? 背中の上部を覆ういちばん表側の筋肉です。この筋肉がたるんでいると、いきなり「見た目オバサン」になる要注意筋肉。思い当たる節があったら、夜の3分間ストレッチで痩せる僧帽筋に仕上げましょう。疲れも取れて一石二鳥です。
顔の近くだからこそよく見える。体型の印象を決める僧帽筋
体型カバーのしやすい秋がやってきました。でも、首からひざまでの大部分が隠れている季節だからこそ、ニットやジャケットの隙間からチラ見えする部分にはいっそう注意が必要です。
中でも、「首、鎖骨、背中のライン」は、全体的なスタイルの印象の良し悪しを想像以上に左右します。
考えてみてください。正面から見て顔のすぐ下、首と鎖骨の間に、山の裾野みたいな筋肉がモッタリ乗っていたら……。仮にひざから下がほっそりしていても、いや、むしろひざ下が細ければ細いほど、上半身は大きく見えてしまいます。いわゆる欧米のオバチャンに多いタイプですね。
というわけで、肩や上背部に背負っちゃってる贅肉やコリはなめらかにほぐしてしまいたいものです!
後ろ姿の印象を決める僧帽筋
僧帽筋は、いわば筋肉のマントのような存在。上部は後頭部から首、肩へ広がり、下部は腰の少し上の辺りまで広がっています。
後ろ姿の印象を大きく決める存在なのですが、年齢を重ね、デスクワーク三昧になるにつれ使う頻度が減り、なめらかさを失っていきます。
僧帽筋は腕の上げ下げに使う三角筋、肩甲骨を背骨に引き寄せる菱形筋、背骨にも繋がっている筋肉なので、肩コリや肩甲骨のコリ、疲れにも影響を及ぼしてしまいます。
この部分が凝り固まったままでは全身の動きも悪くなる一方。ストレッチをして筋肉を柔らかくし、疲労や血流を促すことは、脂肪や冷えも取り除くことになります。
今回ご紹介するのは、後頭部から首、背中、肩を思い切り伸ばすストレッチです。
夜の食後2時間ほど開けて、5分伸ばしてください。
前屈を逆転しした形になるので、背骨まわりの血流がよくなり、肩や背中のボリュームをほぐしてスマートにします。
隙(スキ)のポーズ
背中を引き締め、うなじもスッキリ美しい背中美人。着物の抜き襟も素敵になります。
①あおむけに寝ます。手のひらは床にむけます。
②首に負担がかからないように、肩から背中にかけて約5cm厚みのブランケットを敷きます。
後頭部はブランケットではくヨガマットに下ろします。ブランケットがなくてもOKの方はヨガマットの上で行います。
③両足を揃えて上へ上げます。
このとき、腹筋を使い、両手で床を押します。
④お尻を、両足が床と平行になるまで上げます。
両手で腰や背中をサポートします。
⑤足先を頭の向こう側の床に下ろします。
つかなくてもOK。練習すればできますよ。
⑥両手を組んで肘を伸ばします。肩甲骨を中心へ寄せます。
初心者の方は組まなくてOK。
⑦後頭部を伸ばし、バランスをとります。
手と足をお互い反対方向へ伸ばすと背中が良く伸びます。
⑧眼は閉じる。もしくはおヘソを見ます。
⑨ポーズをキープしたまま約1分~3分間ゆっくりと呼吸します。約10~40呼吸。
⑩手を放し、ゆっくりと背中からお尻を床へ下ろします。
⑪仰向けのポーズ、シャバアサナでしばらく休みます。
効果:疲労回復の代表格。脊髄骨神経や血行がよくなり身体が軽く敏速になる。背中の痛みを取り除く。肩こり、肘こり、腰痛の緩和、内臓の活性化、胃が軽くなる。神経痛や便秘に卓効。ヒステリック気分が落ち着く、気持ちが穏やかになる。
このポーズは更年期やイライラを鎮める効果もあるので、以前の記事「更年期?イライラする、疲れる人のための夜3分ストレッチ」(https://otonasalone.jp/35634)も参考にして見てください。
「安藤けいこさんの個人ワークショップが開催されます」
大人の呼吸法、体を温め心を鎮め、心身の垢を取り除く呼吸テクニック
2018年11月25日(日) 鎌倉 光明寺vol.14
詳細は、https://20181125artyoga.peatix.com/
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