#118 恋人いない歴9年の独女、久しぶりに「ときめいた」理由【40代編集長の婚活記】

2018.11.07 LOVE

待ち合わせ前に思っていたこと

待ち合わせたジェントルさんがちょっと怪しい人だったらどうしようか。

そのときは、早めに切り上げる方法を3パターンくらいは考えていた。万が一のときの行動を事前に考えておくのは、仕事でいろんな経験をしてきたからかもしれない。

実はある雑誌の編集部にいたとき、表紙撮影日の当日に撮影がキャンセルになったことが2回ある。どちらもリスケが無理という状況になってしまった。急遽、空いてしまった表紙をどうするか? 〆切までの時間がない中で、対策を数パターン考えざるを得なかった。

なので、いざという時のリスク対応は、比較的慣れている。

 

もしかして口が上手い男⁉

そんな警戒めいたことも考えながら、待ち合わせをしたジェントルさん。

だったけれど、会って1時間もしないうちに私のテンションは180度変化した。レディファーストな彼の立ち居振る舞いに、ちょっと浮かれモードになっていた。

でもちょっとだけ考えた。「口が上手い女性慣れした男性なのかもしれない」と。

長年恋人がいない恋愛ご無沙汰女子は、ちょっとしたことで警戒する。だから「スキがない」と言われるのだろうか。

 

意外なところをほめるジェントルさん

やっぱり口が上手いのか? ジェントルさんのほめ言葉は、まだ続いた。だけどそれは、普通の男性ならほめないであろうモノだった。

ジェントル「アサミさんはオシャレですね。今日のファッションも素敵です。個性的で」

え、コレをほめる⁉ 絶対に男ウケしないファッションなのに。ダボッとしたチュニックにワイドパンツ。肌の露出もボディラインもわからない、ゆるゆるっとした恰好。以前、婚活カウンセラーの先生にはNGを出されたコーディネート。王道モテとは真逆。

アサミ「あ、ありがとうございます! このトップス、台湾で買ったんです」

ほめられると思わなかったところ(そしてお気に入り)をほめられると、人間はちょっと調子に乗ってしまうもの。

ジェントル「台湾なんですね。確かに、日本ぽくないと思いました」

アサミ「民族衣装みたいですよね」

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク