岩井志麻子 40代からの「女の年齢と市場価値」を考える
そりゃ、女にとって年齢ほど価値のあるものはないよ。そして、女にとって年齢ほど厳しい査定を突きつけられるものもない。
結婚市場、婚活の現場、ナンパの路上、そして水商売や風俗といった色気と美を売る職種においては、四十路のそこそこ美人は二十歳のごく普通の子に負けるし、五十路の超美人は十代のブスに負ける。
どうしようもないこの世の現実
若けりゃあとはすべて帳消しで勝ち、歳取ってりゃどんな豪華な経歴や素晴らしい資質を備えていても、それだけでばっさり落とされることは多々ある。
いくら内面を磨きましょう、若い女にはない優雅な物腰や雰囲気を高めましょう、ってがんばったって、それがどーした、オバサンじゃん、と通じない男もたくさんいるし、シビアな現場もいっぱいあるのだ。それはもう、どうしようもないこの世の現実。
年齢を重視するオーディション
じゃあどうすればいいのかといえば、「年齢を重視する」一般オーディションを受けなきゃいいのだ。
たとえば芸能人のなり方はいろいろあるが、大きく二通りあるでしょ。「その人自身に惚れこみ、ピンで活躍できるスターにしたいとスカウトした」ってのと「××グループのメンバーに相応しい子として、その条件が揃った子を選んだ」ってのと。
若くて気立てがよくて可愛い奥さん、という婚活のオーディションでは、先に本人より条件ありきなので、若くないあなたはそれだけで無慈悲にさっさと落とされる。
名物ママさんのように
でも、「とにかくあなたに惚れてあなたと一緒になりたいんだ」という、あなた自身を発掘してスカウトしようとし、妻という名のスターに育てあげよう、もしくはスターの一番のファンになりたいという男に出会ったら、年齢は不問。
この人をスターに、と惚れ込んだ人に取っては、「私、自転車に乗れないの」とか「納豆が食べられない」というくらいのどうでもよさで、年齢を気にしない。
芸能人以外のたとえでいえば、若い美人の人気ホステスを指名したい、連れて歩きたいというのも多くの男の望みだけど、ある程度の地位や収入などを確保できた大人の男は、あの名物ママさんと親しい、というステータスも欲しがる、ってのもある。
高級店の人気ホステスは満遍なく条件が必要だが、名物ママさんは「一点突破」が可能。
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