生理前?乳がんのサイン?「胸の張り」に潜むリスクと、今すぐ始めたいセルフチェック法
※イラスト/lely
「胸が張る気がするけど、たぶん気のせい」「なんとなく違和感があるけど、乳腺外科って行きにくい」……。このように、胸に違和感があっても放置する人は少なくありません。しかし「様子見でいよう」とすると、深刻な病気を見過ごす原因になることもあります。胸の張りを感じたときに考えられる病気とセルフチェック方法について婦人科医の横倉先生に教えていただきました。
Q.生理前じゃないのに胸が張る……。放置しても大丈夫ですよね?

イラスト/Lely
「胸の張りを感じるけど、生理前の張りが少し早まっているだけ?」「最近、生理周期が乱れているから、こういう不調も仕方ない」……胸の病気は、家族や医師が相手であっても打ち明けにくいと感じる人が多く、病気を見過ごすリスクが高くなりがちです。確かに、毎月生理前になると胸が張る人が多いので、ちょっとした違和感は放置したくなりますよね。また、生理周期が不安定な人は「この違和感も生理が原因かも?」と思ってしまいがち。
しかし、違和感を放置すると思わぬ病気を見過ごす恐れがあります。病気を早期発見するためにも、胸の張りの本当の原因を確認しましょう。
Q.胸の張りを感じる、生理以外の原因は?

Photo:photo AC
胸の張りを感じる原因は、必ず生理に関係するとは限りません。ここでは代表的な3つの原因を紹介します。
乳がん
胸の張りがあるとき、真っ先に疑いたいのが乳がんです。痛みがなくても、実は乳がんが発生していることがあります。乳がんの場合、張りだけではなくしこりがあったり皮膚の変化を伴ったりするのが特徴。違和感が続く場合や片側だけ張りがあるとき、見た目の変化があるときはすぐに乳腺外科を受診しましょう。
乳腺症
更年期のホルモン変動が原因で起きることが多い乳腺症も、胸の張りを伴います。乳腺症も、張りだけではなくしこりを感じるのが特徴です。「治ったかも」と思っても症状が繰り返されるため、セルフチェックで判断がつきにくいといわれています。乳腺症を放置してもただちに命に関わることはありませんが、しこりや張りが慢性化すると乳がんの早期発見が遅れるリスクがあります。「定期的に胸が張る」と思ったら、乳腺外科や婦人科を受診してくださいね。
ホルモンバランスの変化
生理前と同様に、閉経前後のホルモンバランスの変化が原因で胸が張ることがあります。こちらも、乳腺症同様に放置してもただちに命に関わることはありません。ただし、乳がんに気付きにくくなる点には注意しましょう。必ず定期的にセルフチェックを行い、気になる点があれば婦人科もしくは乳腺外科に相談することが重要です。
Q.自宅でできる、乳がんのセルフチェック方法

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胸のしこりが出る最も恐ろしい病気といえば、乳がんです。早期発見のためにも、自宅で自分でできるセルフチェック方法を紹介します。定期的に実践しましょう。
■乳がんのセルフチェック方法
・毎月、タイミングを決めて定期的に鏡の前で乳房の形、乳頭、皮膚に変化がないかを目視する
・指の腹で乳房からわきの下までしこりの有無を確認する
年間の定期健診の間に変化が起きることもあるので、常に自分で確認をしましょう。自分で行う乳腺チェックを習慣化することで、異変に早く気づけることも増えます。「何もないこと」を確認するためにも、セルフチェックを行いましょう。
本記事では、胸の張りを引き起こす病気と乳がんのセルフチェック方法について解説しました。▶▶▶病気じゃないのに「胸が張る」のはなぜ?見直したい習慣と体質改善の方法
では、検査で異常がなかったときに取り組みたいセルフケア方法について、婦人科医の横倉先生に教えていただきます。
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