その外出の不安、「頻尿」が原因かも。日常生活が辛くなる前に見直したい、40代・50代女性が抱えるトイレ問題って?
※イラスト/lely
「さっきトイレに行ったばかりなのに、また行きたい」「トイレの回数が多くて、いろんな場面でトイレの心配ばかりしている」など、頻尿を不安に感じることはありませんか? 頻尿問題は気軽に相談しにくく、一人で抱え込んでしまうこともあるでしょう。しかし、その不安が快適な日常生活に、大きく影響を及ぼしてしまうこともあります。「頻尿」の不安をやわらげるために、医師の木村真紀子先生にお話を伺いました。
「またトイレ」の気持ちで毎日がつらい

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最近、トイレの回数が増えて悩んでいるのは46歳のアユミさん。寝る前の水分は控えているはずなのに、夜中に何度もトイレに行ってしまい寝不足気味です。先日は、通勤中の車でウトウトしかけ、慌てて眠気覚ましのガムを食べたことも……。リラックスできるはずの休日も、常に頭の片隅にトイレのことがあって落ち着きません。「間に合う場所にトイレはあるかな」「混んでいないといいな」と考えてしまいます。
トイレの悩みは周りの人にも相談しにくく、1人で抱え込みがちです。しかし、頻尿は生活に支障が出るだけではなく、睡眠の質が下がったり心の余裕がなくなったりと、深刻な悩みに繋がる恐れがあります。
「頻尿」不安が起こりやすい3つの場面
Photo:O-DAN「私は頻尿というほどでない」と思っている人も、下記のような場面に心当たりがあるかもしれません。まだそれほど悩みが深くなくても、悩みが深刻化する前に確認しましょう。
夜中に何度も起きてしまう
睡眠中に何度もトイレに行きたくて目覚めてしまうと、睡眠に影響が出る場合があります。なぜなら、数分のことであっても再び寝つくまでに時間がかかってしまったり、寝る前から「今日はトイレで起きないだろうか」と心配になって睡眠の質が悪くなってしまうから。睡眠不足が続くと、朝からぐったりする、日中の集中力が低下するといった日常生活に大きな影響を及ぼす恐れもあります。また、「今日も眠れないかもしれない」などのプレッシャーを抱え、普段の生活が楽しめなくなる恐れもあります。
コンサートも映画も会議も、集中できない
趣味やリフレッシュで赴いたコンサートや映画でも、会社の重要な会議でも、「途中でトイレのために中座するかもしれない」と考えてしまう人もいるでしょう。座席があるような場面では、「自分がトイレに行くと隣や後ろに座っている人に迷惑をかけてしまう」と考えたり、仕事の会議などでは、「トイレで中座すると、議論が止まってしまう」と考えたり、本来の目的以外のことで頭がいっぱいになってしまうことがあります。長時間、気軽に移動できないような場面での不安が大きくなってくると、やりたいことをあきらめてしまう恐れがあります。
人が多い場所、集団行動が不安
人混みや、ショッピングモール、電車や車など人が多い場所や、友人や家族とのお出かけといった集団での行動など「トイレを見つけにくい」環境や「自分勝手にトイレに行けない」環境に身を置くと、不安になってしまうこともあるでしょう。さらに、「今はトイレに行きたくても、すぐに行けない環境」と意識してしまうと、よりトイレに行きたくなってしまうという悪循環に陥ることもあります。そういった状況が増えると、不安を感じるだけではなく「トイレが不安だから外出したくない」というように、自分の行動を制限してしまいQOLが大幅に下がるケースもあります。
本記事では、「頻尿」が生活習慣に及ぼす悪影響についてお話しました。つづく
▶▶「頻尿だから水分を控える」は逆効果!更年期の快適なトイレ生活のためにできること
では、「頻尿」に悩む人が見直したい日常生活について、医師の視点のアドバイスをお届けします。
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