
私が「ヘアドネーション」で失敗した話。みんなも気をつけて…
ここ数年よく耳にするようになった「ヘアドネーション」。
切った髪を寄付できる。それくらいの知識しかなかった私ですが、腰まで伸びた髪に飽きたときに「どうせ切るなら他の人の役に立てたいな」と思い、軽い気持ちで美容院に予約を入れました。
ここから悲劇(?)は始まったのです……!
ヘアドネーション成功談はこちら
ヘアドネーションってどういう意味?
ヘアドネーションとは、ヘア(髪)ドネーション(寄付)という意味。つまり、髪の毛を寄付することを指します。
寄付された髪の毛からは「メディカル・ウィッグ」と呼ばれる医療用の人毛かつらが作られます。
「メディカル・ウィッグ」は、がんや白血病などの治療で髪の毛が抜けてしまったり、髪を失ってしまう病気を持つ子どもたちに、無償で提供されます。
フルウィッグを作るのに必要な髪の長さは31センチ。
私の髪はどう見ても31センチ以上あります。これは期待できるのでは!?
美容院にて起きたこと一部始終
予約の時間に美容院に行き、ショートボブにしたいことを伝えました。
アシスタントさんにシャンプーしてもらい、いざヘアカット。
ひと束の髪をチョキン!と切った直後、美容師さんが衝撃の発言
美容師さん:「これだけの長さがあったらヘアドネーションできましたね!」(過去形)
アーッ!? 過去形!?
そう、もう手遅れだったのです…。
最大の敗因はコレ
「なんと愚かな」と思われるかもしれませんが(自分でもそう思う)敗因についてここで考えてみたいと思います。
最大の失敗は予約時に「ヘアドネーション希望です」と伝えずに美容院に行ったこと。
「どんなに長い髪を切る場合でも、ちゃんと言っておかないと察してはもらえない」
これを分かっておくべきでした。(あたりまえだ!)
ヘアドネーションに対応していない美容院もありますし、ヘアドネーションの意志があるなら、予約時に言っておくべきです。
合言葉は「シャンプー前のドネーションカット」
そもそも、ヘアドネーションする髪は、湿っていない状態でないといけません。
シャンプー後にブローしてからドネーションカットをした場合、乾いたように見えても内部は湿っていて、カビや雑菌の温床になります。
その状態で送ってしまうと、同じ箱の中にある他の方の髪の毛まで菌に冒され、最悪の場合「全て廃棄処分」にせざるを得なくなってしまいます。
切る前にシャンプーされてしまわないためにも、事前にドネーションの意思があることを伝えておかないといけないんですね。
直接髪を送る以外にも応援方法アリ
というわけでボブカットになってしまった私が次にドネーションできるまでは、しばらく時間がかかりそうです。
31センチ伸ばすのは大変ですが、15センチから受け付けてくれる団体もあり、それなら2年くらいでトライできるかな?と思います。
フルウィッグを作成するときには、髪を二つ折りにしてしっかりと結ぶため31センチの長さが必要になるのですが、15センチの髪でも「帽子をかぶって着用する用のウイッグ(頭頂部への植毛がないタイプ)」にすることができるんだそうです。
待っているあいだにもNPO法人「Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)」のサイトから寄付をすることができますし(オリジナル返礼グッズあり)、プロダクト(シャンプーなど)を買って応援することもできます。これなら失敗もなさそうですから、是非検討したいです。
以上、トホホな私の体験談でした。
ちゃんとしたヘアドネーション記事を読みたい方はこちら!
参考元
Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)
つな髪
NPO法人 HERO
(構成・文/星 雅代)
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