「取引先はコロナワクチンで全滅しました」41歳IT勤務、自分で抗体価を検査したら

順調に進む国内の新型コロナワクチン接種。現状はモデルナ製、ファイザー製いずれかの接種が主ですが、どちらの場合も比較的高率で副反応が出ることが知られています。が、人によってその内容はさまざま。

東京都中央区のITの企業に勤務する鹿野タケルさん(41歳)は、「とにかく早く受けたい」と職域でモデルナを接種しました。その体験とは?後編です。

前編はこちらから

*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。

2回めは「熱だけがどんどん上がる」、こんな感覚は始めて

2回めの接種は7月29日(木)16時でした。1回目がそこそこの副反応だったので、2回めはもっと出るだろうと予期していたそう。

 

接種時点では痛みがなかったものの、 3時間後の19時にちょっとずつ痛み始めます。でも、今回の痛みは1回めより弱く、腕組みができました。

 

「ところが、明け方4時にふと目が覚めてしまいました。もしやと思って、熱を計ったら38℃! おおー、きたなと思い、翌30日は休みの連絡を入れて、よし寝るぞとそのまま寝ました」

 

熱は正午には39.4℃まで上がり、その後、38℃~39℃の間をずっといったりきたり。最終的に、16時に解熱鎮痛剤のロキソニンを飲んだところ、一気に汗がぶわっと出ました。それから、みるみる治っていき、18時の夕食のときには完全に回復していたそうです。

 

「2回めは倦怠感がなく、ひたすら熱がつらいわ~という感じでした。身体が熱く、ぼーっとします。幸い、関節痛や筋肉痛はなかったものの、熱のせいでくらくらが続き、若干地に足ついてない感じもしました」

 

普段風邪をひくと発熱と寒気のあとは喉と鼻にくるため、熱が出てもこんな体験ははじめて。

 

「そもそも38℃が稀ですし、39℃の発熱は始めてでした。でも、39℃も出てる割には喉も鼻も何もなく、ただ熱だけが辛い。不思議な感覚でした。暑い、ぼーっとする、アイス食いてえ、みたいな感じで」

 

食欲はあったので、うとうと寝てる間は事前に準備しておいたヨーグルトやポカリ、アイスを口にしていたそう。そのほか、事前に冷えピタと、解熱鎮痛剤としてロキソニンを準備しました。

 

数字で見ると安心します。抗体価を自費でチェックしました

ワクチンを早く打ちたかったと話していましたが、何か理由があるのでしょうか?

 

「もちろん、新型コロナに感染するのがイヤだからですが、もう一つ、どうしても今年はお盆の時期に実家に帰る必要がありました。接種から抗体ができるまで2週間かかると言われるため、7月中に打たねばと」

 

お盆の帰省時も会食や飲酒は行わず、必要最低限の人と距離を保ってマスク着用の上で会い、感染対策にはことのほか気をつけたというタケルさん。

 

「昨日はさらに安心を手に入れました。健康診断のオプションで中和抗体価の検査をしてもらい、その結果が昨日戻ってきました。数字で見てじゅうぶんな抗体がついているのがわかり、安心しました」

 

その結果も会社のメンバーにさっそく情報共有しましました。

 

未曾有の事態でも、会社の情報共有に助けられました

タケルさんの勤務先は40代以下で構成される会社ですが、すでに半分以上の社員が接種を終わっています。自治体によっては「あとまわし」にされている30代40代が順調に接種できているのは、やはり情報共有のおかげでしょう。

 

「会社側も合理的な対応を素早く進めました。当初からワクチン接種の翌日は1日公休を取っていいことになっています。だんだん事例が増えてきて、今では同じ日に一気にメンバーが接種するのはリスクだなということがわかりますが、最初はわからなかったですよね」

 

タケルさんの取引先でも職域接種で全員倒れ、定例会議がキャンセルになったところがあったそうです。

 

「メンバーの多くは金曜に打っていましたし、敢えて木曜に打ち、金曜を公休にして土日も倒れ続けたりと、週の頭に打たないようにおのおの工夫していました。やはり、会社の中で情報共有が密だったところがよかったなと思います」

 

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