「さくしゅ」ではありません。「詐取」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「詐取」です。
「詐取」の読み方は?
「詐」に「作」という漢字が含まれていること、また「〜取」とくることから、「さくしゅ」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違い。「さくしゅ」を漢字で表す場合には「搾取」となります。
「詐取」の「詐」の読み方は、「さく」ではありません。「詐」がつく以下の言葉を読めば、おのずと答えが分かるはずです。「詐取」と同じ読み方の「詐」がつく言葉には「詐欺」「詐称」などがあげられます。
正解は……
「さしゅ」です。
「詐取」とは
金品をだまして取ること。
出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「詐欺」「詐称」の意味と同じく、「詐取」もだます意味合いがあります。それもそのはず、「詐」という漢字には「いつわる。あざむく。だます。」という意味があります(出典:詐|漢字一字|漢字ペディア)。
なお、「詐」は音読み「サ」の他に、常用漢字表には認められていませんが、「いつわ(る)」という訓読みがあります。とはいえ、基本的には「詐」がつく言葉は「サ」と読むことがほとんどです。「詐取」の読み方さえおさえておけば、読み間違える機会は少ないはずです。
ちょっと怖い「取」の豆知識
「詐取」は「金品をだまして取ること」を意味する言葉でした。この「取」という漢字、なぜ「耳」と書くのでしょうか。ほんの少し嫌な予感はしていましたが、日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」で漢字の由来を調べてみたところ、以下のように説明されていました。
又と、耳(みみ)とから成る。捕らえた敵兵の耳を切り取って、手がらを数えたことから、人をとらえる、ひいて「とる」意を表す。
出典:取|漢字一字|漢字ペディア
「取」には「とる。とりあげる。自分のものにする。」という意味がありますが、敵兵の耳を切り取って手がらを数えたことに由来する、というのはなんともゾクゾクしますね……!
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