「無気力な娘」に悩み、ネット検索がやめられない。発達障害児の親が陥る“終わりなき心配ループ”

娘が中学生になって初めての公開授業。ぼんやりした態度が気になりつつも、「あれは、集中しているの」という本人の主張に驚かされました。その後、先生からも授業態度を指摘され、通知表にもそれは反映されて、私はまた新たな不安を抱えてしまいます。

小学生の頃は、ADHD特有の“衝動性”に悩んでいたのに、今は真逆の「ぼーっとした様子」が気になる親心。

前編「初めての公開授業で衝撃。「ボーッとして見える」娘の態度に戸惑った日のこと」に続く後編です。

 

終わりのない悩みループの中で、私が今できること

子どもが発達障害と診断されて以来、次々と悩みが生まれては姿を変え、私を翻弄し続けています。

思えば小学生のころは、ADHDの特徴である“衝動性”に悩まされていました。男の子にとびかかってしまったこともあったくらいです。

そのときの記事>>子どもが同級生にケガをさせてしまった。いじめられていた友達を助けるために振るった暴力をどう捉えるべき?

 

その頃はそれが大問題だと思っていたのに、今は真逆の「無気力そうな姿」に悩んでいます。そして今は、そこに“反抗期”というスパイスまで加わってきて、悩みのループに終わりはありません。

私は日々ネット検索に没頭し、AIにも相談してみたりします。

「もしかして、二次障害としてうつ病を発症しているのかも?」

そんな検索結果にたどり着き、さらに深みにハマっていってしまっているのを、自覚しながらも止められずにいます。

 

それでも、今の私ができるのは、目の前の娘と向き合い、「何が起きているのか」を決めつけずに見守り続けることだけなのかもしれません。

「また悩みが変わったな」と笑える日を信じて、今日も私は親としての小さな一歩を踏み出そうと思います。

<<この記事の前編「初めての公開授業で衝撃。「ボーッとして見える」娘の態度に戸惑った日のこと

 

【前回の記事はこちら】

●私、子どもを犠牲にしているの?「部活やめようか」と中学生の娘に言われて、ハッと気付いたことは

 

画像はイメージです

 

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ウチの子、発達障害ですけど 別に 「かわいそう」じゃないし!』(岡本ハナ 著/主婦の友社刊)

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