新しい【貯金箱】を買うだけで「年3万」勝手に貯まる?

3万円あったら何をしたいと思いますか? 温泉に行ったり、服を買ったり、リッチなディナーもできそうです。普段の収入の中からしようするとちょっとためらいがある3万円のプチリッチなことも貯金箱で少しずつ貯めれば意外とすぐに貯まるんです。小学生の頃一度は使ったことがある貯金箱のスゴさをみなおしてみましょう。

 

3万円貯まるポイントは「貯金箱の選び方」にアリ

ひと昔前は、銀行で定期預金をすると缶詰のように空けられるアルミの貯金箱やその銀行のキャラクターのソフトビニール製貯金箱がもらえることがありましたが最近はあまりもらう機会がないようです。貯金箱は自分で買うことになります。

 

お金を貯めるための貯金箱にお金をかけては本末転倒になってしまうので、100円ショップがおススメです。よく見かけるのは500円玉貯金用のアルミ製。いっぱいになれば10万円、30万円など大きさごとに予算を決めて貯められますが、500円玉を貯めるのはけっこう負担感があり挫折しがちです。まとめるとこのような条件で選ぶとよいでしょう。

 

・自宅になければ100円ショップで購入
・缶ジュース位の大きさ
・金額設定していないもの
・開け閉めできない(缶切りを使う、一度開けたらもう使えない)

 

貯金箱で年間3万円貯める3つのカンタンな方法は!

3万円というと大金ですが、1年かけて貯めるとすると1か月2500円、1日では83円ずつ貯めればよいのです。それくらいなら貯められそうでね。日常でチャリン!と入れることで気が付いたら貯まっていた!となるのが貯金箱の最大の魅力です。わざわざ財布を開けて貯金箱にお金を入れるので、やはりきっかけが必要です。普段からできる貯金箱貯金の方法を紹介しましょう。

①つもり貯金

いつもはスタバなどのコーヒーショップで買うコーヒーをコンビニコーヒーで我慢したら、330円が100円で済みます。差額の220円を「スタバで買ったつもり」で貯金する。これが「つもり貯金」です。他にクリーニングに出さずに自宅で洗ったら300円、電車に乗らずに歩いたから170円など身近なところに「つもり貯金」ができそうなことは沢山あります。コーヒーはさらにスタバにマイボトル持参すれば数十円ですむので300円位かなと考えて楽しみながら貯金箱に入れるとよいでしょう。

 

②お天気貯金

晴れたら100円、曇りなら60円、雨なら40円などあらかじめ決めておき、毎日貯金箱に入れる方法です。金額は続けられそうな範囲で平均して1日100円前後になるように設定するとよいでしょう。判断が面倒なら晴れたか、晴れなかったかの2択でもよいと思います。お天気貯金のよいところは、毎日天気予報を確認する習慣もできることです。出勤前に慌てて天気予報を見ずに家を出てしまうと、雨の予報を見逃して帰り際雨になりコンビニでビニール傘を買うことになったり、いつもは乗らないタクシーに乗ることになることも。きちんと予報を確認しておけば折り畳み傘を持参してそのような無駄遣いを防ぐことになります。

 

③ウィークエンド貯金

毎日コツコツが面倒なタイプの人は、週末お財布に小銭が貯まり重たくなったなと感じる小銭を貯金箱に入れるウィークエンド貯金がおススメ。週に1回、バッグの中身を整理したりお財布の中のレシートを捨てるタイミングに数百円ずつ入れていきます。今週はお弁当を持参したりやりくりを頑張ったなと思えたら時には千円札を入れてもOK。金額を決めずゆるく貯金箱に入れ続けるのがコツです。

3万円貯めてしたいプチご褒美の目標を

FPである筆者は、10年以上前から貯金箱に「つもり貯金」をして年末にプチご褒美をします。おおよそ2から3万円ほど貯まっているいるので、ペアリングワインつきのコース料理を食べに行ったり、大江戸温泉物語など安いところですが家族で1泊旅行にもいきました。ただ小銭を貯金箱に入れているだけだと、貯めているという実感がわかないので貯まったらしたい自分へのプチご褒美を具体的にイメージしておくと1年間続けられます。

[プチご褒美の例]
・やり残していた部分の脱毛エステ
・品物のよいスカートなどファストファッションではない洋服
・普段行けないお店でリッチなディナー
・高級エステで全身リラックス
・買いたかったマンガを全巻大人買い
・家電を買い替える

まとめ
たかが貯金箱と思いますが、されど貯金箱。コツコツ小銭を入れていっぱいになると意外と貯まっていて嬉しくなるものです。令和というどんな新しいモノが登場するか未知な時代に、昭和に立ち返り貯金箱で3万円貯めて自分にプチご褒美してみてはいかがでしょうか?

稲村優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP🄬)、心理カウンセラー
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆業務を行い、テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。FP Cafe登録パートナー。

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