【40代編集長の婚活記#156】 別れ話?それとも? 20日ぶりの彼からの電話とは

2019.07.31 LOVE

大変なときこそ、力になりたい

本当にそう思っていた。

彼の病気がいつ何があるかわからないものなら、いっそうそばにいたい。毎日そばで見ていたい。私の気持ち、伝わっただろうか。

ジェントル「それはダメです」

あっさり否定された。

ジェントル「もし僕に万が一のことがあったとき、アサミさんが一緒にいたら……。あらぬ疑いをかけられるかもしれないし、ものすごい迷惑をかけてしまいます」

アサミ「そんなの迷惑じゃありません。むしろ万が一のときこそ私が一緒にいたほうが……救急車を呼んだりとかできます!」

ジェントル「いけません! アサミさんの人生には未来があります。僕がその足枷になってはいけないんです。だから!」

お互い、少し感情が昂っていた。

 

「迷惑をかけたくない」という彼だけど

足枷だなんて……そんなこと、微塵も思っていないのに。

アサミ「未来は……ジェントルさんにもあるじゃないですか」

少し昂った感情を抑えて、穏やかに伝えようと思った。

アサミ「だからこそ、病気のことを含めて、お互いに支え合えたらと思うんですけど……そういうのはダメですか?

私なりに精一杯、甘えた感じを出してみた。

ジェントル「そう言ってもらえるのはうれしいけど……」

ちょっと彼のトーンがやわらかくなったような?

アサミ「私はジェントルさんのことが好きなんです。やさしいところ、誠実なところ、尊敬できるところ、一緒にいて安心するところ……。好きだから、病気のときこそ支えたい。もっとそばにいたいんです」

ジェントル「僕もアサミさんのことが好きです。大切に思ってます」

大切だなんて……!

ジェントル「あなたのこれからの人生を思うからこそ、僕なんかに構ってちゃいけないんです」

あれ、やっぱり頑なだ。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク