
「他人事」の正しい読み方はコレ!みんなが読み間違えやすい日本語10選
オトナサローネで人気の「漢字記事」。
よく使うけど実は読み間違えやすい!単語10選を、一気にご紹介していきます。
是非参考にしてみてくださいね!
①他人事
「ひとごと」です。
自分に無関係な人についてのこと
引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味があります。
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②気質
「かたぎ」です。
「かたぎ」という読み方は、「形木(かたぎ)」(着物などの染め付けで使用される木製の型板)が語源とされています。昔の職人さんの独特な気風や気難しい性格から「気質」と「形木」をかけて「かたぎ」と呼ぶようになった・・・という説があります。
ただし、あくまで昔ながらの慣習を守り続ける「職人」に当てられる読み方のようで、「銀行員気質」「裁判官気質」とは読まないのが面白いところ。すべての人に当てはまるわけではない、独特の読み方です。
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③大地震
「おおじしん」です。
しかし、この読み方は慣用的なものでした。
「大」の読み方である「だい」と「おお」には、ある規則があります。
接頭語「大」のつくことばで、読みが[ダイ]か[オー]か、よく迷うところですが、これには一般的な決まりがあります。原則として、「大」のあとに漢語(音読み)がくると[ダイ]、「和語」(訓読み)がくると[オー]です。
この規則にのっとると、地震の大きさを表す区切りのない「地震」であっても、「だいじしん」と読むことになりそうですが、古くから例外的に「おおじしん」と読む慣用がありました。他にも
- 大火事
- 大御所
- 大道具
などが「おお」読みです。
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④挙って
「こぞって」です。
「こぞって」という読み方は「挙りて(こぞりて)」という音が変化した読み方です。
残らずすべて。だれもかれも。こぞって
引用元:小学館 デジタル大辞泉
クリスマスの時期になると「もろびと挙りて・・・♪」という歌詞を聞いたことありませんか?
「挙って」という言葉に使われる「挙」という漢字は、みんなが手を「挙げる」という語源からできたもの。音読みが「キョ」で、訓読みが「あげる・あがる」。「こぞる・こぞって」は常用漢字表外の読み方です。
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⑤凡て
「すべて」です。
「すべて」は、
- 全て
- 凡て
- 総て
どの書き方でも正解です。
漢字それぞれに意味があり、意識して使い分けることも可能です。とはいえ、現代では「すべて」は大抵「全て」という漢字を使います。どの漢字を使っても間違いではありませんから、無理に「凡て」を使おうとしなくても大丈夫です。
なお「全」「凡」「総」、それぞれの「すべて」の意味は以下の通りです。
- 全て
→「全い(まったい)=完全」 - 凡て
→「おおよそ」「おしなべて=一様に」 - 総て
→「たばねる=まとめる」
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⑥依存心
「いそんしん」です。
そもそもは「依存」は「いそん」と読みます。「そ」ではなく「ぞ」と読まれるようになったのは、「存じる(ぞんじる)」などのイメージから定着したのではないかと考えられています。
- 依存関係
- 依存効果
- 依存状態
も、本来はすべて「いそん〜」と読みます。
ですが、「存」という言葉には「そん」「ぞん」2つの読み方があります。「依存」を「いそん」と読んでも「いぞん」と読んでも、「依存心」を「いそんしん」と読んでも、慣用読みである「いぞんしん」と読んでも、問題はありません。
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⑦熟す
「こなす」です。
「熟す(こなす)」には、
1 食べた物を消化する
2 かたまっているものを細かく砕く
3 技術などを習って、それを思うままに使う。また、身につけた技術でうまく扱う。自在に扱う
4 与えられた仕事などをうまく処理する
5 売りさばく
6 見下げる。けなす
7 動詞の連用形に付いて、自分の思いのままにする意を表す。引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味があります。
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⑧具に
「つぶさに」です。
1 細かくて、詳しいさま。詳細に
2 すべてをもれなく。ことごとく引用元:小学館 デジタル大辞泉
を意味しますが、現代では「詳細に」などの言葉に置き換えることができるため、あまり「つぶさに」という表現を見かける機会はないかもしれません。
「具」という言葉には、
「具・備(つぶさ)」
① すべてそなわっているさま。もれなくそろっているさま。完全なさま
② こまかくくわしいさま。つまびらかなさま引用元:精選版 日本国語大辞典
という意味があります。
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⑨塗す
「まぶす」です。
なお、「塗る(ぬる)」の意味は
1 物の表面に塗料や液状のものなどをこするようにしてつける
2 壁土や漆喰(しっくい)などをこすってつけて、壁や塀などをつくりあげる
3 おしろいをつけて厚化粧をする
4 自分の罪や責任を他人に負わせる引用元:小学館 デジタル大辞泉
ですが、「塗る(まぶる)」と読むと「まぶす」と同じ意味になります。「塗」を「ぬ」と読むか「まぶ」と読むかで、つけるものの材質が変化するようです。
- 塗る 塗料や液状のもの
- 塗す 粉など
ちなみに、名古屋名物「ひつまぶし」は漢字で書くと「櫃塗し」。細かく刻んだうなぎの蒲焼を、おひつに入れたご飯の上に「塗す」ことから来ているのだそうです。
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⑩心太
「ところてん」です。
「心太」という漢字を当てるようになった正確な由来は明らかになっていません。
しかし、煮出した天草が冷めて固まる様子に由来しているという説があります。天草はかつて「凝海藻(こるもは、こるも)」と呼ばれていました。「心」は「凝る」が転じたもので、「太」は太い海藻を表現。煮固まる天草を表すために「心太」と当てられた、という説です。
なお、「心太」の歴史は古く、遣唐使の時代に中国から伝わった食べ物なのだとか。そして当時は「心太」はそのまま「こころふと」と読まれていました。しかし室町時代に入ると、熟語の変則的な読み方「湯桶読み(漢字二語の上を訓、下を音として読む読み方)」により「こころてい」と呼ばれるように。
読み方の変化にも諸説ありますが、「こころふと」「こころてい」「こころてん」「ところてん」と徐々に読み方が変わっていき、江戸の書物には「心太(ところてん)」と記されています。
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いかがでしたか?
是非参考にしてみてくださいね!
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