その肩こり、原因は「ドロドロ血」…?3つの原因チェックリストと対策は

2019.11.01 WELLNESS

こんにちは、神戸市垂水区にある漢方薬店「CoCo美漢方」の田中友也です。鍼灸師、国際中医専門員の資格を取り、日々、薬店と鍼灸院で皆さんの健康相談に乗っています。

今月のテーマは日本人の国民病ともいえる「肩こり」。

特に女性が多いと言われ、多くの方が一度は肩の凝りや痛み、動かしにくさ、ダルさなど感じたことがあると思います。

「肩こり」は首や肩の筋肉が緊張してこわばり、不快感や痛みを感じている状態のことです。

スマホやPCの長時間使用、ストレス過多、冷え、運動不足など様々な原因がありますが、今回は東洋医学的な観点からご紹介していきます。

 

 

■原因1・血液ドロドロ!「瘀血」タイプ

「血」は全身に栄養や潤いを届け、体内の老廃物を運んでいます。

そのため、血がスムーズに巡っていれば、肩やその周りの筋肉にも十分な栄養や潤いが行き渡り、肩こりなどを感じず快適に過ごせます。

しかし、血行が悪くなると筋肉の栄養や潤いが不足しがちになり、老廃物や疲労物質なども溜まり、肩こりや痛みが起こりやすくなります。

それでは血液がしっかり巡っているか、自分が瘀血体質か判断してみましょう!

 

「瘀血」チェックリスト

以下の当てはまる項目に☑をつけてください。

 

□ 慢性的な肩こり、肩の痛みがある(マッサージに行くと楽になる)

□ 頭痛・偏頭痛持ち

□ 目の下にクマができやすい

□ シミやそばかすが多い、気になる

□ 冷え、冷えのぼせ

□ 顔色がくすんでいる

□ 唇や舌の色が暗い・紫色の斑点がある

□ 舌裏の静脈が怒張している

□ 子宮筋腫や卵巣腫瘍がある

□ 月経不順

□ 生理痛がひどく、レバーの様な塊が出ることがある

□ にきび跡がある

□ 便秘気味

 

いくつ当てはまりましたか?3つ以上で注意報、5つ以上でアラートです。

チェックが多ければ多いほど、瘀血の症状は重いです。

ではどうすれば改善するのか、説明していきます。

 

瘀血を「食べて治す」には?

  1. 玉ねぎ、生姜、韮、ニンニク、ニンニクの芽、らっきょう、桃など「体を温める物」。
  2. 黒きくらげ、黒ゴマ、黒豆、牡蠣、ひじき、海苔、黒米、黒砂糖など「黒い食べ物」。
  3. 鰯、鯖、秋刀魚など「青魚」。
  4. 青梗菜、サフラン、よもぎ、シナモン、ウコン、酒粕、納豆、お酢など意識して摂りましょう!
  5. チャイや紅茶(黒糖入)、ローズティーなどでティータイムはリラックスしましょう。

 

瘀血の人は要注意!生活習慣のポイント

1・体を冷やさない

体を冷やすと水が氷になるように、血も冷えると循環が悪くなります。

特にこれから冬になると、より体は冷えやすく、血液は滞りやすくなります。

ますは服装で冷やさない工夫をしましょう。

特に首、手首、足首の「3首」は皮膚も薄く、大きな血管が通っているので、マフラーや手袋、靴下で冷やさないようにしましょう。

また、夏は暑くてシャワーで済ましていた方もお風呂につかって、冷えた体を温め、肩の血流を良くしましょう。

2・ストレスや疲れを溜め過ぎない!

ストレスや疲れが溜まり過ぎると、元気が不足したり、気の滞りが起きるので、一緒に血の流れも滞ります。

自分なりのストレス発散法でストレスを溜めすぎないようにし、疲れを感じたらその日はいつもより10分でも良いので、早く寝るように意識しましょう。

3・長時間同じ姿勢でいない

長時間のスマホやPCなどで同じ姿勢でいたり、目を酷使することも肩こりの原因に。

少なくても1時間に1回は腕を回して方を動かしたり、背伸びをして血流が滞らないようにしましょう。

出来れば部屋を一周したり、ストレッチなどもするようにしましょう。

もちろん普段からウォーキングやヨガなどで適度に体を動かす事がオススメです。

 

 

■原因2・ストレスたまりすぎ!「気滞」タイプ

気は正常であると伸び伸びと滞りなく、体中を巡っています。

ところがストレスや心配事が続くと、気の巡りをコントロールする臓器「肝」が弱り、様々な不調が現れます。

特に「気(エネルギー)」は「血」と一緒に体内を巡り、血流のサポートする働きがあります。

そのため、気の巡りが滞ると、血流も悪くなり、肩こりや痛みが起こる原因になります。

それではストレスが溜まっていないか、自分が気滞体質か判断してみましょう!

「気滞」チェックリスト

以下の当てはまる項目に☑をつけてください。

 

□ いらいらしやすい、怒りっぽい

□ 気分が不安定

□ 憂鬱感を感じる

□ のどの詰まり感を感じる

□ 脇や胸、お腹が張って痛い

□ げっぷやおなら、ため息が多い

□ 頭痛も張るように痛む

□ 生理前の肩こりが強い

□ PMS(月経前症候群)がツラい

□ 情緒の変動で症状が変わる

□ 疲れ目やかすみ目がある

□ 生理不順

□ 舌の両サイドが真っ赤、または赤暗い

 

いくつ当てはまりましたか?3つ以上で要注意、5つ以上でアラートです。

チェックが多ければ多いほど、気滞の症状は重いです。

ではどうすれば改善するのか、説明していきます。

 

気滞を「食べて治す」には?

  1. 三つ葉やパクチー、セロリ、紫蘇、柑橘系、ミントなど「香りの良いの物」。
  2. レバーやライチ、イカ、蛸、小松菜、うずらの卵、イチゴなど「肝を元気にする物」。
  3. 梅、みかん、グレープフルーツ、スモモ、トマト、ブドウなど「酸味の物」を積極的に食べましょう!
  4. ジャスミンティーやミントティー、カモミールなどハーブティー、菊花茶などでリラックスする時間を作りましょう。

 

気滞の人は要注意!生活習慣のポイント

1・ストレスを溜めすぎない

このタイプの方はこれが一番大切です。

人間関係だけでなく、気温差や環境、痛み、痒みなどもストレスになります。

それぞれストレス発散法があると思うので、ストレスは溜め過ぎる前に、こまめに少しずつ発散するように心がけましょう。

カラオケで大きな声を出したり、友人と話すことは気の巡りを改善してくれるので、お勧めです。

2・体を動かす

体を動かすと気も血も流れるようになります。

ウォーキングやヨガ、ストレッチなど軽く体を動かすもので良いので、出来るだけ毎日続けれるものにしましょう。

3・深呼吸を意識する

ストレスが溜まったり、イライラしている時、悩み事があるときは自然と呼吸も浅くなっています。

酸素が不足するとよりイライラしたり、良い考えも思いつきにくくなります。

思い出したら「深呼吸」をしましょう!

難しいことは考えず、まずはしっかり「吐ききる」ことを意識してみてください。

自然と深い呼吸が出来ますよ。

4・生活にゆとりを持つ

このタイプは仕事もプライベートも充実している方も多いです。

生活もあれして、これして…とばたばた慌しい毎日を過ごしていると思います。

普段はそれでも良いですが、ストレスを感じたときは少し生活にもゆとりをもちましょう。

予定を詰め込みすぎない、1日のうち少しでも一人の時間を設けるなども大切です。

 

■原因3・こわばってる!「冷え」タイプ

冬の寒さや冷房などで体が冷えると、筋肉がこわばり、血流も悪くなり、肩こりや痛みが起きやすくなります。

こうした冷えによる肩こりは急性のものが多いです。

よく「冷えて肩がこるなぁ。」という方は、すぐに体温めて、冷えを発散し、早めに対処して悪化や慢性化を予防しましょう!

それでは冷えタイプの肩こりか判断してみましょう!

 

「冷え」チェックリスト

以下の当てはまる項目に☑をつけてください。

 

□ ゾクゾク悪寒

□ 突然起こる肩こり・肩の痛み

□ 頭痛

□ 首の痛み

□ 冷え

□ 疲労倦怠感

□ 舌苔が薄く白い

 

いくつ当てはまりましたか?3つ以上で注意報、5つ以上でアラートです。

チェックが多ければ多いほど、冷えの症状は重いです。

ではどうすれば改善するのか、説明していきます。

 

冷えを「食べて治す」には?

  1. 羊肉、牛肉、ネギ、生姜、エビ、かぼちゃ、さくらんぼ、桃など「体を温める物」。
  2. シナモン、山椒、フェンネル、小茴香、シナモンなど薬味。
  3. 紅茶、チャイ、葛湯、みそ汁など「体を芯から温めてくれる物」。

 

冷えの人は要注意!生活習慣のポイント

1・冷えから体を守る

これはこのタイプの方が一番大切です。

上記でも述べていますが、冬は特にしっかり防寒しましょう。

特に肩甲骨の間にある「風門(ふうもん)」というツボから風邪や寒邪(寒さの邪気)は入ってくると言われます。

マフラーやフード、カイロを貼るなど工夫して風門を守り、寒邪を体に入れないように、冷えが原因の肩こりを予防しましょう!

冷やしてしまった時は、お味噌汁やスープなど温かい飲み物を飲んで、お風呂にゆっくりつかり、風門辺りにドライヤーを当てて、冷えを発散させましょう!

2・元気や血を充実させる

体の元気や血が不足していると、冷えによるダメージを受けやすくなります。

元々体の弱い方、高齢の方、疲れが溜まっている方、睡眠不足が続いている方はまずしっかり休んで体の元気と血を回復させましょう。

 

 

このように東洋医学からみても肩こりの原因は多いです。

日本国民の約8割が抱えていると言われる「肩こり」。

まずは毎日思い出すたびに肩回しをして、肩を動かしましょう!

これから冷えやすい季節になります。

寝る時もあまり薄着はせず、肩回りは冷やさないようにしましょう。

ここを意識するだけでも、少しずつ肩こりは楽になると思います。

毎日コツコツ。これが健康への近道です。

 

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク