【40代編集長の婚活記#189】マザコンより強烈!? ハイスペック40男、独身の秘密
「40代の婚活」と書いて「むずかしい」と読む。OTONA SALONE編集長・アサミ(47歳)、婚活歴は3年半以上になるが、まったくもって結婚に至りそうな気配がない。
ある日の会食後、同期に誘われた日本橋のバーで、ハイシャさん(47歳、未婚・独身、歯科医)を紹介されたのだが……。この物語は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
ハイシャさんの妹は強烈キャラ!?
同期が席を外したあと、バーの個室に入ってきたのはハイシャさんの妹さんだった。話の様子から察するに、ブラコン気味なのだろう。47歳の兄が婚活相手にダマされないか心配で一緒に来たのだという。
まずは、私のことを頭のてっぺんから足の先までくまなく観察。そして、ひとこと。
妹「わりと庶民的な方ですのね」
初対面でいきなりキタコレ(苦笑)。すごい先制パンチ。いや、その通りだから否定しないけど!
その後は怒涛の質問をしてきた。
実家のこと、住まいのこと、住宅ローン、年収……。もしかして、結婚相談所の登録に来たのかしらと思うほど、プライベートな質問を遠慮なくぶつけてくる。
質問に答えたり、はぐらかしたりの対応をしていたら、またもやパンチが飛んできた。
妹「バリキャリの編集長と会うって聞いたから、どんな華やかな方がいらっしゃるかと思ったけど、アサミさんは、わりとフツーのお家柄の方なんですね」
フツーの家柄ですが、何か?
フ、フツーの家柄。ええ、そうです、そうですとも。それが何か?
……頭の中ではそんな言葉が浮かんでいるけれど、口には出さなかった。妹さんの挑発じみた言葉に乗ったって仕方がない。不快ではあるけれど、同じように対抗したって意味がない。
チラリ、妹さんの横にいるハイシャさんの顔を見た。
驚いた。
妹さんのちょっと無礼な言葉を聞いて、彼女を制そうとも、オロオロする様子もなかった。ただ飄々とした顔をして、のんきにタバコをふかしていた。
いまの会話を横で聞いていて、そんな顔していられるんだ……。
スポンサーリンク