
石田純一、コロナ後の開き直りに見る「案外ヤバい」背景
少し前に「叱らない子育て」が話題になったことをご記憶でしょうか?
私は第二次ベビーブーム世代ですが、この世代は親やセンセイによく怒られていたと断言してもいいでしょう。
ともかく、この世代は人数が多いワケですから、人生是競争、日々是決戦。受験でも就活でも人を蹴落とさなければ自分の居場所を確保できないわけです。
「そんなことで厳しい世の中、渡っていけると思っているのか!」と親や教師にビンタされた人たちが大きくなり、「あんなに厳しく育てられて、意味があったのだろうか」と考えたとき、揺り戻しが起きて「叱らない」「ほめる」方向にシフトチェンジするのは、当然と言えば当然でしょう。
しかし、今になって、この「叱らない、ほめる子育て」の弊害が語られるようになってきました。
いつも怒鳴りつけている親もよろしくありませんが、親がしっかり言わなければ、身に付かないことはたくさんあります。
また、ほめる子育てというのは、子どもに「ほめられるような行いをせよ」というメッセージとなりえますし、ほめられないことを恐れて、子どもが新たな挑戦をしなくなることもわかってきたそうです。
「最強に叱らない子育て」の結果、石田純一が育った
このあたりの塩梅は本当に難しそうですが、芸能界で叱られずに育ったオトコをご存じでしょうか。それが今、新型コロナ肺炎関連でぼっこぼこに叩かれている石田純一なのです。
石田純一と言えば、プロゴルファーの東尾理子と三度目の結婚をしていますが、「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)で、理子は叱らない子育てを実践しており、その理由を「怒って(子どもに)接していると、(子どもが)人に怒りやすくなる」からとしています。
理子曰く、石田とその姉がとにかく優しいのは、「優しい家庭で育ったから」。石田自身も子育ての方針について、「いきなりダメというのではなくて、実際にやらせてみる」と話していたことがあります。
夫妻のお子さんは小学校受験の最高峰ともいわれる超難関校に合格していますから、その教育方針は今のところ、「正しい」のでしょう。
しかし、お父さんである純一は、オトナになってもあまり理性的ではないようです。
純一、コロナ罹患と炎上の経緯を整理すると
スポーツニッポンによると、4月5日に北関東のゴルフ場でゴルフと食事会に参加した純一ですが、食事会に参加した人から新型コロナウイルスの感染者が出たそうです。
当然、純一も感染している可能性があったわけですが、副業の飲食店の視察のために沖縄訪問。そこでもゴルフをしています。
結果論ですが、純一は交通機関、ホテル、ゴルフ場やそこで働く人の感染リスクを高めてしまったと言えるわけです。
東京にもどり、体調が悪くなった純一ですが、みなさんご存じのように新型コロナ関連で保健所に電話しても、すぐに対応してもらうことはできません。なのに「婦人公論」(中央公論新社)のインタビューによると、純一は「僕が懇意にしている大学病院の先生に連絡し」医療につながることができたそうです。
意地悪な見方をすれば「好き勝手やって新型コロナに感染したけど、コネがあるので手厚い医療を受けて生還した」と言っているようなものですから、コネの無い庶民から大バッシングを浴びました。
責任を取る形で、レギュラー番組は降板。
石田と言えば、イベントに出演し、集まったワイドショーから取材を受けることを主な仕事としていたようですが、イベント自体開かれなくなっているそうですから大打撃でしょう。飲食店はコロナ禍の影響をモロに受けていますから、副業も厳しいのではないでしょうか。
コロナ危機でも純一が見せるいつもの「開き直り」
退院後も純一はおとなしくしていません。「週刊女性」(主婦と生活社)に、福岡に行って飲み会に参加し、美女をお持ち帰りしたと報じられたのです。
同誌の記者の直撃に対し、純一は「僕は今、テレビを干されているので、ビジネスパートナーには気を使っているわけ。レギュラー番組はないので、主な収入源はスポンサーなんです。何を言われようが、スポンサーに挨拶回りをするのは自分の仕事だと思っていますよ。子どもたちのためにも家を守るためにも」と説明しています。
つまり、仲間同士で遊んでいたわけでなく、女房子どもを食わせるためだと言いたいのでしょう。
しかし、その後、マスクもせずに、女性を交えた飲み会に参加していた記事が「女性自身」(光文社)に出ていました。が、こちらはスポンサーと明言していなかったのは、なぜでしょう。
新型コロナ関連では誰もがずっと我慢していますし、命を落とした人もいるわけですから、純一がふざけているように見える部分はあるでしょう。
そのタニマチ、純一にとって「よいお相手」なのだろうか?
一連の経緯を見ながら、私は別な意味で純一が気の毒になってしまったのです。
収入源はスポンサーと言っていましたが、そのスポンサー、ガラが悪すぎませんか?
経済的に余裕のある社長サンがタニマチとなって名前の売れた芸能人を呼び、芸能人が自分たちにぺこぺこする姿を若い女性に見せて自分のすごさをアピールするって、このご時世にやることでしょうか?
スポンサーにも家族や従業員がいるはずですが、そのあたりの危機管理はどうなっているのでしょうか? 経営者としてもオトナとしてもなんだか常識がなさそうですし、ガラの悪い人に利用されているような気がしないでもありません。
「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演したコラムニストの山田美保子センセイによると、純一にはスポンサーが5社あり、そのうちの一つが「週刊女性」に出た福岡の企業だそうです。
「残りの4社のスポンサーさんの中には、やはり今回の石田さんの行動が軽率だったということで、少し怒っていらっしゃる方たちもいると聞いています」と話していました。
「貧すれば鈍する」というコトワザがありますが、日銭欲しさに感染リスクを高めるような行動や、自分のイメージダウンにつながる行動をすることで、まともなスポンサーに相手にされなくなってしまうのではないでしょうか。
ここで思い出す、純一が見事に騙された「あの事件」
まともではないスポンサーと言えば、純一はかつて「有栖川宮詐欺事件」に巻き込まれたことをご存じでしょうか。
戦前に断絶した有栖川宮家の血筋であると名乗る男性が表れ、結婚式を開きます。その披露宴に招待されてスピーチしたのが純一でした。
のちに純一は夫婦と親しかったわけではないと説明していましたが、親しくもないのに披露宴に参加してスピーチをしたとなると、金銭的な見返りがあったと考えてもおかしくないでしょう。
この夫婦は宮家とは何の関わりもない庶民であり、夫婦は詐欺罪で逮捕されます。しかし、純一も首謀者の一人ではないかと疑われ、事情聴取を受けたという”前科”があります。
このように、純一はあまり人を見る目があるタイプとは言えないでしょう。
過去に苦い経験をしていれば、自重するかというとそうでもないようです。そもそも、これまでの人生で反省をした経験がないタイプなのかもしれません。
要するに、純一の辞書に我慢と反省はない。叱られなかったから
純一はモデル・長谷川理恵との不倫がもとでキャスターを降板し、トレンディ俳優としての地位を失っています。
「婦人公論」で「仕事関係者もまわりからさーっといなくなってしまって、孤独で絶望していました。仕事もお金もないから好きなゴルフにも行けないし、2年間は洋服も買えなくて」と当時を振り返っていました。
この通り、ゴルフに行けない、服を2年間買えないという、たいしたことのない貧困を「苦労しました」と言えてしまうのが、この人の“らしさ”なんだと思います。しかも、不倫なんて自業自得ですしね。
こうやって見ていくと、育てられ方のせいか、もともとの性質なのか、純一は女性とか欲とかカネに対して、おおよそ我慢ということができない人なんだといえるのではないでしょうか。
人は結婚したくらいで、そんな簡単には変わりません。
そもそも、決まりが守れない、我慢できない人は結婚に向いていないわけですが、理子夫人におかれましては、もう夫には期待せず、未来あるお子さんの教育に専念されるとよろしいかと思います。
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