正しいのはどっち?お名前を「頂戴できますか」「お教えいただけますでしょうか」

 

 

本記事では、敬語クイズを出題していきます。

お客様に名前を聞く際、あなたはなんと言いますか?

正しいのはどっち?

相手の名前を聞き出す際、「お名前を頂戴できますか」も「お名前をお教えいただけますでしょうか」も聞いたことがあるかと思いますが、それぞれ標準語に戻すと、どちらか一方に違和感を覚えるはずです。

まずは正解を見てみましょう。

正解は…

「お教えいただけますでしょうか」です。

「お名前を頂戴できますか」はビジネスシーンで聞き馴染みがあるかもしれませんが、標準語に戻すと違和感を感じるはずです。標準語では「名前をもらえますか」と聞いていることになります。名前はもらったりあげたりするようなものではありません。そもそも、正しい表現ではないことに気付かされます。

名前は「もらう」のではなく「聞」いたり「教えてもらう」もの。相手の名前を聞き出す際は、正解の「お教えいただけますでしょうか」を用いるのがおすすめです。なお「お教えいただけますでしょうか」を標準語に戻すと「教えてもらえるだろうか」となります。

「聞く」の謙譲語である「お聞きする」「伺う」を使うのも◯。「お聞きしてもよろしいでしょうか」「伺ってもよろしいでしょうか」と使います。

何かを教えてほしい時…

「教えてもらえるだろうか」の敬語表現「お教えいただけますでしょうか」ですが、お客様の名前を聞き出す以外で、例えばビジネスシーンで上司や目上の人に何かを教えてほしい時には、「お教えいただけますでしょうか」でも決して間違いではありませんが、「ご教示いただけますでしょうか」のほうが一般的とされています。

教示とは

知識や方法などを教え示すこと

出典元:小学館 デジタル大辞泉

です。

またビジネスメールでは、「ご教示いただけますでしょうか」と疑問文で終わらせるのではなく、

  • ご教示をお願いいたします
  • ご教示いただければ幸いです

など、「教えてほしい」という意思や願望を伝える表現に置き換えるのがおすすめです。

 

参考文献:本郷陽二『大人の語彙力 敬語トレーニング100』(2018年、日本経済新聞出版社)

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