正しいのはどっち?電話で担当者を呼んでもらう時、◯◯課長は「いらっしゃいますか?」「おられますか?」

 

本記事では、敬語クイズを出題していきます。

電話で担当者を呼んでもらう時、あなたはなんと言いますか?

正しいのはどっち?

「いらっしゃいますか?」「おられますか?」どちらもなんとなく耳にしたことがある人は少なくないのでは?

まずは正解を見てみましょう。

正解は…

「〇〇課長はいらっしゃいますか?」です。

ただし、「『おられますか?』が誤りである」とは言い切れない部分もあります

まず「いらっしゃいますか?」は適切な表現です。電話で担当者を呼んでもらう場合、目上の人や相手への敬意を表しながら尋ねるのに、「いる」「来る」「行く」などの尊敬表現である「いらっしゃる」は適しています。

一方「おられますか?」は「おる」を

  • 謙譲語
  • 「いる」と同じ意味、または改まった形の言葉

のどちらで認識しているかによって捉え方が変わります。

「おる」を謙譲語として解釈した場合、相手への経緯を表すのに適していない、「おられる」は謙譲語「おる」と尊敬語「れる」が一緒に使われているので正しくない、と捉えられることがあります。

ですが、地域によっては、特に西日本では「おる」を「いる」と同じ意味で捉えていたり(例えば「今日〇〇さんいる?」=「今日〇〇さんおる?」)、改まった形として捉えていたりする場合には、「おられる」は普通の語形に尊敬語「れる」がついた形ですから、その表現に違和感を抱くことはないでしょう。

とはいえ、文化庁が実施する『国語に関する世論調査』(平成9年度・16年度)では、「総務の武田さんは、どちらにおられますか」という表現について、正しくないと認識している人が3割いることがわかっています。

 

正しい 正しくない
平成9年度 64.4% 30.0%
平成16年度 58.3% 30.3%

 

NHK放送文化研究会の記事には

謙譲語の「おる」と尊敬語の「れる」を一緒に使っているという理由で誤りだとされることもあるため、放送では使わないようにしています。

引用元:「先生は、おられますか?」は、間違い?|NHK放送文化研究所

とありました。

「おる」の捉え方は地域によって異なります。「おられますか?」に違和感を感じる人もいるため、「いらっしゃいますか?」を用いることをおすすめします。

 

参考文献:「先生は、おられますか?」は、間違い?|NHK放送文化研究所

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