
育ちのいい人がレストラン入店前後で絶対にしないこと。招かれざる客にならないためのマナー
『プロトコール』とは、国際社会で円滑に交流し、言葉や文化が異なる人々が平和に心地よく過ごすための決まり事です。テーブル・マナーもまた、敬意を伝える大事な表現です。今回も前回に引き続き、皆様がパーティの席でよく悩まれるというテーブルマナーの疑問について(一社)日本プロトコール&マナーズ協会主任講師の松田玲子先生にお聞きしました。
【連載/気品を身につけるシンプルな教え#14/声のマナー編】
*連載一覧
(一社)日本プロトコール&マナーズ協会
聴衆に向けるお話は通る声が基本。ですが…
こちらの写真は、ウィリアム王子とキャサリン妃がロンドンで開かれた『Guild of Health Writers Conference』のパーティに出席されたときの写真です。パーティのテーマは「メンタルヘルス」。特にanxiety(不安)に焦点を当てられたカンファレンスでは、聴衆に向けた演説をなさいました。
さて、演説など聴衆に向けて話すときは、「はっきり、通る声で」話すことは重要です。しかし、食事の席ではちょっと違います。
声の大きさで入店禁止になることもあるのでしょうか?
このようなエピソードを聞いたことがあります。
VIPたちが集まるホテルで、大声で話をしながらレストランに入ろうとしたところ、「ただ今満席です」と断られてしまった例。席はたくさん空いていたのにです。断られた理由は、「人様の迷惑も顧みずに大声で話をするようなマナーのない方は当店にはふさわしくない」ということです。
店内で話すときはBGMを声の大きさの目安に
食事の席では、声や会話も料理の一部と考えますので、一般的に、声の大きさの目安は店内のBGMの音量と言われています。たとえば、静かなクラシックがかかっているようなレストランでは、大きな声は出さずに、その音量と同じくらいの声で優雅な話声を心がけます。
楽しい会話のために話題を準備するのもレディのたしなみ
また、会話の内容は教養のあらわれです。どのような年齢、国、立場の方とでも気持ちの良い会話ができるように、話題を準備することはレディとしてのたしなみです。
決して、同伴者の感情に触れ、気まずくなる可能性のある話題はしてはなりません。特に、自分のことばかりを話したり、自慢話をするという態度は、プロトコールでも禁めている大変見苦しい態度です。自分の話は控え目にする位でちょうど良いと心得ておきましょう。
>>育ちの差が出る「パンの食べ方」。覚えておきたいテーブルマナー
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