【40代編集部長の婚活記#271】復縁7カ月でわかってきた、彼の「リアルな性格」
これって「優しい」のかな?
ただ話を聞いて相槌を打ったり、時々彼の言っていることを肯定したりしただけのこと。優しいってワケじゃない気もする。
ジェントル「何も言わずに聞いてくれただけでいいの。ありがとう」
何かの提案もしなかったし、対策を考えたりもしない。彼の言葉にうなずいているだけで……正解だったってことかな?
ジェントル「僕が弱音を吐いたりすると、今まで怒られることしかなかったから」
アサミ「怒られる? 誰に?」
ジェントル「母も、前の妻も」
「男のくせに」と言われ続けてきたんだ
なるほど……。お付き合いしている中で、彼はお母様とあまり関係がよくなかったことは聞いていたけど。前の奥様もなかなか厳しいかただったってことか。
ジェントル「今日みたいに愚痴なんか言ったら『男のくせに』って怒られることしかなかったから」
アサミ「誰だって愚痴をこぼすことはあるもの。男性とか女性とか関係ないじゃない」
ジェントル「そうだよね。僕もそう思う」
アサミ「だから私には気にせず話して」
ジェントル「でも僕はずっとそれを咎められてきたんだ」
そっか。彼は愚痴をこぼせる相手がいない孤独に、ずっと一人で耐えてきたのかもしれない。
彼が耐えてきた「孤独」
守ってあげたい。
そんな言葉が心に浮かんだ。これは母性本能みたいなもの? 繊細で孤独な彼を私が守ってあげたいと思った。その瞬間、彼をふわっと包み込むように抱きしめた。
アサミ「どんなことでも話して。愚痴でも弱音でもなんでもいい。私は怒ったりしないから」
ジェントル「いいの? こんな情けない男でも」
アサミ「そういうところ見せてくれるの、むしろうれしい」
ジェントル「ホント?」
アサミ「話を聞くことくらいしかできないけど」
ジェントル「ありがとう」
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