「かきる」ではありません。「亘る」の読み方、知っていますか?

2021.10.28 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「亘る」です。

 

「亘る」の読み方は?

「垣根(かきね)」などに用いられる「垣」と「亘」には「亘」の部分が共通していますが、「垣根」の「垣」の読みで「亘る」を「かきる」と読むのは残念ながら間違い。

まずは正解を見てみましょう。

 

正解は……

「わたる」です。

「亘る」は

ある範囲や期間に広がり及ぶ。いきわたる。

出典元:わた−る|言葉|漢字ペディア

を意味します。例文には「内戦は三年に亘った」などが挙げられます。

「わたる」と聞いて「渡る」が思い浮かんだ人は少なくないのではないでしょうか。「亘る」と同じ意味で「渡る」を用いることはもちろんできます。ただし、「亘る」は“ある範囲や期間に広がり及ぶ。”意味以外で用いることはできます。

「渡る(渉る)」の意味は

1 間を隔てているものの一方から他方へ越えていく。
2 船や飛行機で海外へ行く。また、海外から来る。鳥が繁殖地と越冬地の間をいききすることもいう。
3 通り過ぎていく。
4 あちらこちらと動いていく。わたりあるく。
5 (「亘る」とも書く)ある範囲にまで及ぶ。また、広く通じる。
6 ある事柄にかかわりをもつ。関係する。
7 ある時間・期間とぎれずに引き続く。
8 世の中を生きていく。暮らす。
9 他の人の所有物となる。
10 配られて、ある範囲全体に届く。ゆきわたる。
11 相撲で、双方互角に組む。
12 一方から他方へ移動する。行く、または、来る。
13 (中世以降、「せ給ふ」「せおはします」などと共に用いて)「ある」「居る」の尊敬語。おありになる。いらっしゃる。補助動詞としても用いる。
14 (動詞の連用形に付いて)一面に、また、広く…する。また、…しつづける。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

と多岐に渡りますが、上記にあるように“「亘る」とも書く”のは5の意味のみです。

日常生活で見かける機会は、さまざまな意味を表すことができる「渡る」の方が多いと思いますが、本記事をきっかけに“広く通じる”ことは「亘る」とも書き表せることを思い出していただけると幸いです。

 

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