重複を「じゅうふく」と読んだら間違い?みんなが怪しい読み方10選(後編)

2022.05.06 QUIZ

今回は、誰もが知っている漢字を使っているのに、誤読の多いものを選んでみました。

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6 重複

  • 正しい読み「ちょうふく」
  • 間違った読み「じゅうふく」

原因
「重」は「じゅう」とも読むため、間違いが広まり、今では「じゅうふく」の方が慣用的に読まれています。

意味
同じ物事が幾度も重なること。かさなりあうこと。

例文
この申し込みリストには重複(ちょうふく)したメールアドレスが何件かあります。

 

7 発足

  • 正しい読み「ほっそく」
  • 間違った読み「はっそく」

原因
「発」は「はつ」と読むからでしょう。「ほつ」は呉音、「はつ」は漢音で、近年では漢音が優勢になってきたので「ほつ」から「はつ」への読みの変化もあるそうです。発音も似ているので、読み間違えてもそれほどダメージはないようですが、本来の読み方をきちんと覚えていて損はないと思います。

意味
出発すること。組織などが活動を始めること。

例文
この会が発足(ほっそく)して今年で20年になります。

 

8 遵守

  • 正しい読み「じゅんしゅ」
  • 間違った読み「そんしゅ」

原因
「遵」の「尊」部分が「そん」と読むからでしょう。しかし、この字は「じゅん」としか読みません。この漢字が国語審議会で削除になったため「順守」を代用しますが、言いつけを守るというより、そのものの考えなどに感服して従うような場合に「遵」の字を用います。法令などはこちらの漢字になりますので、読み方には気をつけましょう。

意味
言いつけ・きまり・法律などにそむかず、それをよく守ること。

例文
基本的に、法令を遵守(じゅんしゅ)することが大切です。

 

9 粗利益

  • 正しい読み「あらりえき」
  • 間違った読み「そりえき」

原因
「粗」は「粗品」「粗末」ので「そ」と読むことが原因でしょう。他人への贈物などをへりくだって言うのに使う語ですが、「粗」には、大ざっぱという意味があります。「粗利益」はそちらの意味です。

意味
売上総利益。商品の売上から、その商品の仕入代や製造代を差し引いた利益のことです。宣伝費や人件費などは含まれません。

例文
この商品の粗利益(あらりえき)はどれくらいか、教えてください。

 

10 貼付

  • 正しい読み「ちょうふ」
  • 間違った読み「てんぷ」

原因
「添付」と意味が似通っているために間違われやすいようです。こちらも慣用読み「てんぷ」の方が多くなってきました。しかし「貼付」にはもともと「糊(のり)で貼り付ける」という意味があり、「履歴書に写真を貼付する」「それぞれの資料にお名前を書いた付箋紙を貼付する」のように使用します。「メールに写真を貼付する」とは言えないというわけです。その場合は「添付(てんぷ)」の方を使います。

意味
はりつけること。

例文
それぞれの資料にお名前を書いた付箋紙を貼付して用意してください。

 

慣用読みとして認められていく誤読も

前回も書きましたが、言葉は生き物、変化していくものですし、読み間違いがあまりに多くなり、それが慣用読みとなって、最終的には辞書も認める、そんな流れにもなります。
今回選んだ10個も、慣用的に認められているものもあります。しかし、まだまだ「誤用」の域を出ませんので、この際正しい方をしっかりと覚えておきましょう。

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