言わなきゃよかった。父に限って言ってしまう嫌な言葉

父の日を前に、父親とうまくいっていない人も多いと思います。そんな時に、切り替えて見ましょう。

「ほっといてよ」。「いちいち話に入ってこないで」。そんな心無い言葉を浴びせて、まだ自然に話すことができない人もいることでしょう。

 

寺を預かっていると、そんないざこざの場面によく出くわします。

 

先日も、娘と上手くいってない、70代の男性の話を聞きましたが、父親である男性のわがままなのか、すぐに娘たちは、「どうせ、私たちの意見は聞き入れないでしょ」。と言って、その後は、何も相談ができなくなってしまうと、ぼやいていました。

 

だれでも、そんな気持ちになりたくないものです。

 

自分が、人と接していて、愚痴や批判的な言葉が多い人は、やはり同じような傾向の人と付き合うことが多いです。

でないと、話が合いませんから、楽しくありません。

また、この二人が相手を不愉快に思い出したら目も当てられません。

 

同じようなことが、親子でも言えると思います。

批判的な親には、あまり肯定的に意見を言う気になれません。

自分が父親と話しても反発したくなるだけです。

でもよくよく考えて見ると、父親とのギクシャクは、実は自分の捉え方次第なのだと言うことになりそうです。

 

そこに、大きな壁が立ちはだかります。

友達ならば、環境を変えれば、また違う友達ができて上手くいけそうですが、親は変えられません。もちろん親もおなじです。

 

そこで、相手が変われないのなら、こちらが変わればいいと思うのですが、上手く行きません。

 

日本の曹洞宗の開祖であられる道元禅師の言葉

 

道元禅師の言葉に「愛語よく廻天の力あることを学すべき」(正法眼蔵)

 

というのがあります。

 

愛語には、世界を動かす力があることを学べといっています。

愛語とは、優しさのこもった言葉です。

 

「そうだね」。と声に出して、頷くだけでもいいのです。

 

有名な禅の語。「和顔愛語」

もう一つ有名な「禅語」があります。

 

それは、「和顔愛語」というものです。

 

これは、柔らかい顔に、優しい言葉ということですが、これを保つには、相当の覚悟が必要でしょう。

 

家の中で、柔らかな顔をしている人でも、会社となると、険しい顔の人もいると思います。

 

そんな時には、達磨さんの孫弟子、僧璨の「信心銘」の冒頭に

 

「至道無難、唯嫌揀択」

 

という言葉があります。

 

「道(目的)に至るには、これと言って難しいことはない、ただ取捨選択さえしなければいい」

 

という言葉があります。

 

なんとなく、自分で選択肢を作って、会社で袋小路になっている人がいるんじゃないでしょうか。

 

会社の愚痴ばかり言っていたり、人と比べることでしか自分の立ち位置を見ることができない人は、積極的に必要以上に比べないという練習をしたほうがいいのではないかと思います。

 

父親との関係でも、親は多くの場合が、自分よりも先に亡くなってしまいます。

親孝行をしたい時に親は無し、とのことわざの通りにもう一度見つめなおしてもらうと、お父さんたちに愛語を投げかけていただけたら良いのですね。

 

 

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