【40代編集長の婚活記#45】結婚できない40代独女「モトカレ」が別の存在に変わる!?
モトカレの指摘には説得力がある⁉
返す言葉がなかった。確かにその通りだった。そして似たようなことを別の人に言われたことを思い出した。ホワイト「わかったよ。キミはそうやってあれもダメ、これもダメって決めつけているから、結婚できないんだろうね」
(【40代編集長の婚活記36】より)
いま思い出すと、ホワイトさんはものすごく核心をついていたんだな。さすが、55歳。
そしてふいに「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」ということわざを思い出した。昔に読んだ少女マンガのヒロインが、結婚相手のことについて周囲にそう諭されていたな。人に沿うてみる……恋愛において私はこれを放棄している。
モトカレ「条件とかじゃなくて、相手と一緒にいてどうなのかとか、そういうところをもっと考えてみようよ」
アサミ「うん……。以前、同じようなことを他の人にも言われたのね。そのときはムカッとしたけど……よく考えたら、そうね」
モトカレ「意外とわかんないよ? 子どもが可愛く思えてくるかもしれないし」
アサミ「そこまではわかんないけど、でもそうね。条件とか、それで測れるものじゃないのかもね」
ふと彼が目線を遠くに外してから、にっこり微笑んでこう言った。
モトカレ「なんか、前よりガンコじゃなくなったね」
アサミ「そう? だいぶ言いたい放題言ったから……スッキリした。気心知れてる相手だから婚活相談をしやすいのかも(笑)」
モトカレ「それはよかった。やっぱり言いたいこと言える相手って、いいよね」
アサミ「そうね。女友達には何人かいるけど、いい男友達ができた感じだわ」
モトカレ「僕も。やっぱり気を使わないし、今日は楽しかったよ」
モトカレから、婚活相談ができる男友達へ
その夜は、それで終わった。友達としてまた会おうと改めて連絡先を交換した。ホントに友達としてだし、婚活の相談相手でもあるし。久しぶりのモトカレとの会話は、10年のブランクをまったく感じさせないくらい、気が楽だった。モトカレから再び連絡がきたのは、約1週間後だった。
モトカレ「今日の夜、時間ある? また婚活情報教えてくれない?」
仕事が忙しい時期だったが、「ちょっと夜遅めスタートでもよければ大丈夫よ」と返した。すると22時に代々木上原でどうかときたので私は「OK」とだけ、返信した。
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