
スヤスヤ…布団に入って5分で眠りに落ちたい! スムーズに寝るための簡単テク【医師に聞く】(後編)
働く女性、更年期世代の女性は、どうすれば眠れるようになるのか。
医療法人社団SSC 理事長であり、スリープ・サポート クリニック院長の林田健一先生にお話を伺いました。後編です。
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——私は夜になると妙に元気が出てくるのですが、ナゼでしょう
「朝型人間」「夜型人間」は実は本当に存在します。
朝方の人は、朝から元気に活動して、夜は疲れて寝てしまいます。このタイプの人に寝付きが悪い人は少ないです。
逆に、夜型の人は、夜から元気が出てしまうので、遅い時間まで眠くなりません。
自分の特性を知ってライフスタイルを考えましょう。
——「朝型」にも「夜型」にもあてはまる、寝るための知識が知りたいです
今現在眠れていない、という人は、寝る前の行動様式を変えることが重要です。
寝る前の時間に、悩み事をもちこまない。勉強やメールやYouTubeを持ち込まない。
寝る前のリラクゼーション、クールダウンって、みなさんが思っている以上に大切なんです。
「すみやかな入眠のための準備」は1時間じゃ足りないです。2時間くらい前から始めましょう。
人間の体温は午後7時ころに最も高くなり、午後9時をすぎると下がり始めます。この体温差をよりハッキリさせることによって、寝付きをよくする効果が期待できます。
具体的な理想例をあげるとすれば「午後7時ころにウォーキングやジョギングを行って体温を上げ、帰ってきてぬるめのお風呂にゆっくりと浸かり、午後10時~11時ころに眠りにつく」などです。
寝る前に何をするかは、ルーティン化することが大切です。
「いつものニュースを見てからお風呂入り、いつもの雑誌を読んで…」
と決まったリズムで暮らしていると、条件反射で入眠しやすくなりますよ。
——これはやらないほうがいい、ということを教えてください
眠れないときに、布団にずっと入って我慢しているのはよくありません。
繰り返していると、「布団」=「緊張する」という負の条件反射を産んでしまう可能性があります。
布団には、眠くなってから入ることが大切です!
あとは、眠ることに固執しすぎないことです。
緊張して眠れなくなる条件反射を作らないためにも
「『数日間よく眠れない状態が続いている』程度なら、大丈夫なんだ」
と気持ちをラクに持つことが大切です。
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お話/林田健一(はやしだ けんいち)先生
医学博士、医療法人社団SSC理事長、スリープ・サポート クリニック院長
スリープ・サポート クリニックでは睡眠外来に加えて、終夜睡眠ポリグラフ検査など専門検査にも対応。
東京都品川区東大井1-18-8ミランビーナ1階(京急線鮫洲駅より徒歩2分)
03-3471-3020
(取材・構成・文/星雅代)
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