これ、何て読む!?「芽花椰菜」の読み方、知っていますか?

2023.06.21 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「芽花椰菜」です。

「芽花椰菜」の読み方は?

私は初めてこの漢字を目にしたとき「めばなやさい……?」となりました。「芽花椰菜」が「めばなやさい」と表されているのを見たことはありませんが、後述するクイズでもご紹介する「花椰菜」は「はなやさい」と読みます。

「芽花椰菜」は野菜の名前を表します。ですが現代ではカタカナで表されており、日常生活でこの漢字を見かけたことは経験上ありません。「花椰菜」も同様です。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「ブロッコリー」です。

「ブロッコリー」の和名(日本での呼び名)表記には他に「緑花椰菜」や「木立花椰菜」もあります。

では「花椰菜」は何と読むのでしょうか。

「花椰菜」を辞書で引くと、以下のように出てきます。

ヨーロッパ産のキャベツから改良された野菜。太く短い茎に長楕円形の葉が放射状につき、結球しない。春、花が咲く前に、白いつぼみの球状の集まりを収穫し、食用にする。日本には明治初年に渡来し、昭和30年(1955)ころから普及。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

“白いつぼみの球状の集まりを収穫し、食用にする”もヒントですが、「芽花椰菜」が「ブロッコリー」という時点で察しがついた人もいるかもしれません。

正解は……

「カリフラワー」です。

表記の使い分けについて

現代では野菜の名称はカタカナやひらがなで表されることが一般的ですが、野菜が日本に渡来した当初は漢字名表記が一般的だったようです。

野菜の表記においては、明治時代に植物分類学ができた際、植物名はカタカナ表記に決まったのだとか。ですが、一般的に日本に古くからあった野菜はひらがなで、海外から入ったものはカタカナで表されていることがあります。

NHK放送文化研究所のウェブサイトによると、動植物名の表記においては、それらを表す漢字が常用漢字表にあれば漢字、なければひらがな、学術的に表す場合にはカタカナという使い分けがされています。

 

参考文献

  1. 今さら聞けない野菜発育のメカニズム Vol.12 野菜の名前 タキイ種苗株式会社
  2. 動物や植物の名の表記。カタカナ、ひらがな、漢字、などその基準は? | ことば(放送用語)

 

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