【人生相談・アンナ流】子どもの進路をどう考えるか。アメリカに憧れがあるので大学進学してほしいが
コロナで「日本と海外」の関係性も大きく変わったことに、これから私たちは気づいていく
米国の大学へは高校4年間でスコアを積み上げて出願します。娘は日本のインターナショナルスクールに進学し、校内の留学カウンセラーに進学指導を受けました。早い子は高校1年から大学を見学して行きたい学校を決め、この大学ならスコア何点と目安があるのでそれを4年かけて稼ぎます。日本の大学のような受験はありません。このあたりの情報は親の努力だけでは収集が難しいので、信頼できるカウンセラーを探して相談するといいと思います。
言うまでもないことですが、お子さんの意思がとても大事です。アメリカでは卒業が大変で、実に60%くらいしか卒業できません。日本人みたいに大学に入って遊ぶ学生はいませんし、講義聞きながら寝てる人なんてまずいない。本人の目的がしっかりしてるから大学に行くんです。とりあえずいい会社に就職したいから大学に行っておこうという日本とは覚悟のレベルが違います。日本の感覚で進学しても目的を見失って帰ってくる羽目になると思います。本人の熱量がないと、親の憧れだけでは続きません。現実はそう甘くないうえ、いまは本当に治安が悪いから、よくよく話し合う必要があります。
アメリカではコロナでみんな仕事がなくなり、家賃が払えず、でも物価だけは上がりました。いまはアメリカ人ですらアメリカで暮らすのが大変な時期です。お母さんたちは日本円でお金を得ているはずで、仕送りをするとあまりのドルの高さに悲鳴を上げるはず。仮に学費を奨学金でまかなえたとしても、生活費の送金は必要です。運よく大学の寮に入れても、それすらも高くて驚くと思います。かつてみんなが米国の大学に進学していたのは、円が強かったからです。
とはいえ、こうした情勢も常に変わっていきます。あと3年くらいすればまた大きく変わると思いますから、情報を常に仕入れていてください。
つづき>>>閉経したら、女性としての自信を失ってしまった。元気の出し方がわからない【人生相談・アンナ流】
【編集部より】
子どもの反抗期、不登校。離婚や別居。不倫、恋愛。親との関係。お金、仕事、ファッション。
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