
短鎖脂肪酸でダイエットが成功する!? 太りにくい体をつくる食生活とは【専門家に聞きました】
水溶性食物繊維2gって、どのくらい?
食材に置きかえると、どんなものをどれくらいとればいいのでしょうか。金丸さんに目安を教えてもらういました。
「アボカド 1/2 個、オートミール 65g、中くらいのサツマイモ1本、りんご1.5個、にんじん 1.5本、ほうれん草1.5把(わ)、 納豆2パックなどに相当します。実は、意識しないと摂りづらいのが水溶性食物繊維です。
きのこなどの便秘解消などでおなじみの不溶性食物繊維は比較的摂りやすいものの、水溶性食物繊維は含まれている量がとても少ないので、2g摂るのは意外に難しいんですよ。
今回紹介する水溶性食物繊維を含む食材の中から自分で取り入れやすいものを覚えておいて、ビフィズス菌入りヨーグルトと共に、毎日の食事に取り入れてみましょう!」
「ビフィズス菌入りヨーグルトを食べる効果的な時間帯は、胃酸の影響を考えて、食後が理想的です。また、寝ている間に腸内細菌による体内発酵を促したり、体内時計のリセットにつながるので、無糖のものを夜に食べる習慣をつけるのもいいですよ」と金丸さん。
加齢に加え、寒くなると更に代謝が落ちてきます。少しでも太りにくい体に整えるために、今から短鎖脂肪酸をふやす腸活を始めませんか。
お話
■福田真嗣 先生 (ふくだ しんじ)
博士(農学)慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授。世界から注目を集める「腸内環境」の最先端研究を行う。株式会社メタジェン代表取締役社長CEO。明治大学大学院農学研究科を卒業後、理化学研究所基礎科学特別研究員などを経て、現在は慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任教授。複数の論文が世界的な学術雑誌「Nature」に掲載される。腸内環境を適切にデザインすることで病気ゼロ社会を実現するため、2015年(株)メタジェン設立。主な著書に「改定版 もっとよくわかる! 腸内細菌叢〜“もう1つの臓器”を知り、健康・疾患を制御する!~」(2022年/羊土社)他がある。
■金丸絵里加さん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーター。テレビ出演、雑誌取材、書籍の出版のほか、旅館やレストランのメニューコンサルタントにも従事。毎日食べても飽きずに「おいしい!」と顔がほころぶ、食べてホッとするような「お家ごはん」が得意。書籍、雑誌、テレビなど多数メディアで、栄養価計算(カロリー計算)や栄養指導、ダイエットアドバイスなどを加えながら、健康的な食生活のための料理レシピを提案している。著書に『女子のやせ定食』(光文社)、『365 日のサラダ』(永岡書店)他多数。
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