
25歳で年商30億稼ぐ、犬飼京の「仕事」と「お金」論。人を喜ばせただけ稼ぎは増える、という事実
弱冠25歳にして年商30億稼ぐ男としてメディアにとりあげられ、Z世代に絶大な影響力を持つ、ADRERオーナー犬飼 京さん。一体どのようにしてそんな若さで成功を収めることができたのでしょうか。
初の著書『死ぬか変わるか 25歳の僕が年商30億を稼いだ7つの方法』(徳間書店)で明かした「欠かさずにやってきたこと」は、ごくシンプルで、誰でもできることでした。
仕事やお金について、犬飼さんが考え実行していることを、著書から抜粋・編集してご紹介します。
「仕事と趣味は別物」という考え方は日本社会による洗脳。バイトを何十個もした末にわかった「本当のこと」
「好きなことで稼げるわけがない」。よく聞く言葉です。果たして本当にそうでしょうか。僕はその言葉自体、日本社会の「洗脳」によるものだとしか思えません。
実際、僕もずっと、「好きなことで稼げるほど、世の中は甘くない」と言われて育てられました。夢を貫こうとすると「お前にはもう期待していない」と捨て台詞(ぜりふ)も吐かれていました。
学生時代、スポーツクラブや飲食店、チラシ配りや工場勤務など、何十個ものバイトをしましたが、興味があって始めたけど、どれも自分にとっては好きなことではありませんでした。
真面目じゃないし、好きなことでなければやる気もでません。だから、どこに行ってものけ者扱い。当時は「バイトもできないダメ人間だな」と思いました。バイトは至極つらかったです。今にして思えば、自分がやりたくないことが何十個もわかったのは収穫だったし、「自分はやりたくないことはできない人間だ」とわかったのも良かったと思います。
その想いが募った末に、SNSを仕事にするチャンスが舞い降り、「やりたいことをやって生きていきたい」と思って、ファッションの世界に飛び込む決意ができました。そして現在に至ります。もしあのまま我慢して暮らしていたらと思うと、今の自分は確実に存在していなかったでしょう。
嫌なことを我慢してやるのではなくて、自分にとって嫌なことを把握するのも大切な経験です。失敗も含めて行動を積み重ねるほどに、「自分の好きなこと」が見つかるはずです。
自分も幸せになりながらお金を稼ぐために欠かせない「ある法則」とは?
僕がお金をたくさん稼ぐようになってから、自分の人生で得られるお金の量は、自分が誰かを喜ばせた量の対価であるということに気が付きました。
この話は多くの本にも書いてありますが、正直僕自身、全く納得していませんでした。むしろ、「そんなわけなくね?」ってちょっとバカにしていたかもしれません。ところがいざ、自分が経験してみると、この言葉は疑う余地のない真実だと感じています。
もし、自分の周りに、お金に困っている家族や友達がいたとしたら、お金で悩みや問題を解決して、その人を守ることができたらすごく幸せですよね。
お金は人生で一番大事なものではないけれど、お金で解決できることはすごくたくさんあります。お金を持っていないがゆえに、自由が失われたり、人間としての尊厳が踏みにじられたりするなんて、できる限り避けたいです。
世の中には、詐欺や強盗など悪事で大金を稼ぐ人もいます。でも、悪事で稼いだ場合は、やっぱりどこかで誰かの恨みも買うし、非難されたり捕まったりするリスクも付きまとうので、心の底から幸せには決してなれません。
では、宝くじのようにラッキーで得たお金も、なかなか人を幸せにしません。実際、宝くじで大金が当たった人は自殺率が高いという統計もあります。偶然の幸運で当たったお金は、人の妬みを買いやすいため、最終的には金銭的な部分以外で、その人を破滅に導きがちなのでしょう。難しい話ですが、お金=エネルギー、お金には人の念が宿るのです。
自分が幸せになりながらもお金を稼ぐ方法を考えるなら、人を喜ばせる必要がある。これは決して忘れてはいけない法則だと思います。だから、脱税もせず、たくさん稼いで貢献しましょう。
潜在意識に「成功イメージ」を刻み込むために、手軽に始められる習慣
今日からできる一番効果がある方法は「募金」 です。習慣的に募金するようになったのは、大学1年の冬からです。当時の僕は失恋して、死んでやろうと思い詰めていました。バイトもやめたし、表面的につながった薄っぺらい関係の友達しかいなくて、毎日が本当につまらなかった。
そんな中、本を読んでいたら、「成功したかったら募金しろ」という言葉が、目の中に飛び込んできました。半信半疑ながらも募金を続けるようになると、自分の心に変化が生まれていくのがわかりました。
しかも、僕がやっている募金はすごく単純です。コンビニやスーパーに行って、レジ横にある募金箱に自分の財布に入っている10円玉、5円玉、1円玉など、10円以下の単位の小銭を全部入れるだけ。これなら誰にでもできるし、生活に差しさわりもないし、財布も軽くなる。良いことずくめです。
この習慣が身に着くと、募金箱を見たら、自分の財布を確認して小銭を入れるようになります。そして、募金をしたとき、どこかあたたかくて幸せな気持ちが生まれます。イメージとしては、母の日にお母さんに花を渡すとき、誕生日の友達に誕生日メールを送ったとき……のような感じでしょうか。
募金を通じて、毎日この気持ちを感じることが大事だと思っています。この感情が自分の潜在意識に「自分には人に分け与えられるほどの豊かさがある」という思考を刻み込む効果があるからです。思考は現実になります。
人間の意識は、自分自身が把握している1割の顕在意識と、自分では日々ほとんど意識しない9割の潜在意識で成立すると言われています。割合からも分かると思いますが、潜在意識の持つ力は絶大です。成功者のほとんどが潜在意識を利用しています。
潜在意識(心の奥底にあり、本人も気づかない意識)が「こうだ」と思い込むと、人間は顕在意識(認識している意識)がどう思考していても「こうだ」と決めた方向に現実を引き寄せます。
うさんくさいと思うかもしれません。が……これはマジな話です。
★ここまでは、犬飼さんが考える仕事やお金についてお届けしました。【後編】では、犬飼さんが教える対価を増やすために必要な「自分の価値の上げ方」についてご紹介します。
■「犬飼 京」の別の記事を読む
>>>【後編】25歳で年商30億稼ぐ、犬飼京の「仕事」と「お金」論。稼ぎたいなら絶対必要な「自分の価値」を上げるには?
■BOOK:『死ぬか変わるか 25歳の僕が年商30億を稼いだ7つの方法』犬飼京・著
■著者略歴:犬飼 京(いぬかい・けい)
1997年、東京都生まれ。アパレルショップ「ADRER」オーナー、インフルエンサー、モデル。大学時代に「WEAR」というコーディネートを載せるアプリと出会い、ファッションの世界に。現在では、年商30億にまで成長したファッションブランド「ADRER」のデザイナー兼オーナーとして活動中。
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