黒柳徹子、地味にスゴい!その圧倒的な先見性と強運の陰にあるもの

芸能界は、運がいい人の巣窟ですが、とりわけ強運だなと私が思っているのが、女優・黒柳徹子(以下、テツコ)です。NHK専属テレビ女優第一号、戦後最大のベストセラーを記録した「窓際のトットちゃん」(講談社)の著者で、ユニセフ親善大使。自身がホステスを務める「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は放送一万回を超え、ギネスブックに載るなど、輝かしい業績は目を見張るばかり。

 

黒柳徹子、天然&強運伝説

しかし、私がテツコを強運だなと思うのは、業績ではなく、いつも時代がテツコを追いかけていくから。「トットひとり」(新潮文庫)によると、テツコはNHKの採用試験の際、6000人の中から、16人の合格者のひとりに選ばれました。この時点で十分すごいのですが、合格の理由を「あなたがあまりに何もできなかったから」と説明されたそうです。

 

宝塚のトップが「入団時の成績は、下から数えたほうが早い」ということがありますが、それは優秀な人のなかでの序列でしょう。何もできないから採用されたというあたりに強運さを感じずにいられません(優秀な人、お気の毒です)。

 

しかし、その分、苦労もしたそうです。同書によると、エキストラの仕事は全部クビになっていたそうです。たとえば、歌手・笠置シズコが「買い物ブギ」を歌っている後ろを通り過ぎる通行人役をしたときのこと。テツコなりに考えて、あの人、魚屋さんの前でブギを歌っていると観察しながら歩いたら、演出家に「そんなことはしなくていい」と言われ、無視して早く歩きすぎたり、今度は逆に遅すぎたりして「もう帰っていいから」と言われていたそうです。

 

普通の人なら、ここでやめるところですが、突然「個性を尊重する時代」がやってきて、テツコがブレイク。仕事が増えても、テツコは変わりません。京都の清水寺に行ったときのこと。クリスチャンの家庭に育ち、参拝方法がわからなかったテツコは、本堂にあがりこみ、お坊さん用のフカフカの座布団にすわり、お祈りします。ついでに楽しく木魚や鉦をたたいていると、お坊さんに「そこをどいてくださいませんか?」と声をかけられます。テツコは「いいですよ、交代しましょう」と気楽に答え、あとで正しい参拝方法を知って驚いたなど(参拝の仕方を知らなくても、周りを見ればわかるだろうというツッコみは無粋です)。いついかなるときも個性的。

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