「ヘナの白髪染め」実際の使用感はどう?オススメは?【特集オトナの髪悩み】

白髪があって当然の年齢だけど、できればツヤのある髪のまま歳を重ねたいもの。白髪があると実年齢より上に見える、接客で疲れた印象を与えるなど、白髪を隠したい理由は人それぞれです。

イタリア人がオリーブオイルで髪パックするように、植物の力を借りて白髪を染める方法がインドの「ヘナ」。現役ヨガティーチャーの私のオススメをご紹介しましょう。

 

ヘナは白髪染めだけではない。頭皮ケアできる「ヘナの洗髪粉」

友人の美容師曰く「髪の伸びる速さや白髪は頭皮の血行や栄養状態の賜物」だとか。私は毎日のように逆立ちやヨガをしているからなのか、白髪がなく髪がスクスク育っています。ですから、白髪悩みにはぜひヨガをオススメしたいところ。

 

なぜなら、人間の体は皮膚という全身繋がったウエットスーツを来ているような状態です。肩や背中にコリのある人は肩から首、そして頭皮も固くなってしまいますから、肩こりも髪の発育問題に影響を及ぼしているのです。

 

さて、ヨガ同様、インド叡智をすばやく美容に取り入れられるのが、植物の「ヘナ」。白髪染めとして知られますが、実はヘアケア剤としても優秀なのです。

 

フィリピン人なら、アボガドにココナツミルク混ぜて髪パックします。イタリア人はオリーブオイルで髪パックをするそう。日本ならちょっと前まで「ふのり」でパックをしていたと聞きます。お国は違えど、女性の美しく若々しくあり続けたい気持ち、自然由来のものを取り入れる気持ちは同じです。

 

白髪染めは何度も繰り返し染めねばなりませんから、頭皮や髪になるべく優しくありたいもの。実際に私がヘナ白髪染めをレポートできればいいのですが、前述のように白髪がありません。でも、インドの植物性のハーブシャンプー(洗髪粉)は使っています。

 

洗髪粉とはどんなものかと言うと……

 

インドのハーブを調合した粉。直接頭につけてシャンプー(頭皮をマッサージ)するのですが、その特徴はまず香りです。人工的な要素がまったくないため、インドの大地を思い出すような芳醇なスパイスの香りで効き目大な予感です。

 

見た目はただの茶色の粉なので「これを頭につけるのか……?」と最初は躊躇しましたが、使ってみると独特の爽快感があるので、時間にゆとりのある時にこのヘナ粉で頭を洗っています。感覚的にはデトックス、蓄積された汚れや油、洗い残しを一気に取り除くことで、髪と頭皮の自然治癒力が高まったような気がするのです。

 

実際、ヘナの白髪染めを日常的に使うのはどんな感じ?

インドの洗髪粉販売元がオススメしているヘナ白髪染めを推奨している美容院、愛知県「ウエコロジー」は、ご自身でヘナを無添加無農薬で育てている研究熱心な方です。ヘナで染めるとどういう感じなのか、お話を伺いました。

 

– 私は、なんか頭がスッキリしないなあ、という時にヘナします。ちょっといつもと調子が違ってあまりいい感じがしない。そんな時、ヘナのペーストを頭皮に塗るので、頭がスッキリします。脂分が取れ、ヘナをした後はしばらくシャンプーの必要はなくなります。

 

やっぱり時間はかかると思いますので、ある程度「今日はゆっくりしよう」と思った日にぴったりです。植物の葉なので香りもマイルド、毎日が忙しくてそんな余裕がなかなかない方には、むしろ「ヘナをする日」と決めて、ゆっくり家で過ごす時間にしてみてもいいかもしれないですね。

 

ヘナを塗った後は、しっかりラップとタオル、木綿の布を頭に巻いておけば、ゆっくりもできます。今の季節、汗をかくような作業もいいですね。好きな場所で、好きな時間にヘナを楽しめるのが私のヘナのお気に入りポイントです。

 

今の季節、汗をかくような作業もいいですね。その後全身シャワーで頭からヘナを流してしまう。なんならヘナ風呂にもしてしまっても全身スッキリします。

 

もちろん美容室に行ってゆっくりヘナをしてもらうのも至福ですし、自分でやるのが自信のない方もまずは美容室もいいですね。初めてヘナをされる方はすごく眠くなったり、だるいと感じるようになる方もいるので、まずはゆっくりしてみてください。

 

ローソニアという成分がタンパク質結合で髪にくっつくので、色持ちは素晴らしいのですが、元の髪のカラーやダメージ具合では髪がバサバサになってしまうヘナショックという現象が起きます。しかし2、3回行うことで回復します。

 

ヘナを選ぶとき「ウエコロジー」では100%ヘナだけのものを使います。尚、ヘナ100%と書いてあっても格安品にはヘナ以外の植物の混ぜ物がある粗悪品もあるので注意が必要です。

 

また、ヘナは染まる色をコントロールすることはできません。「植物から色をもらう」という考え方です。その点がアルカリカラー剤との違いです。

 

ヘナで白髪は染まりますが、白くなっていない黒髪の部分はほんのり色づく程度です。太陽の光で一番美しく見えます。使う人の髪質や白髪の生え方、なにより植物のそのものの元から持っている性質によって色はさまざまです。ヘナの色素はオレンジ〜赤系統なので、お仕事などで支障をきたすならば、インディゴ(インド藍)でさらに重ねて染めて日本人の髪色に近い色が出るようにすることも可能です。

 

*植物性と言えどもアレルギー症状がある場合があります。信頼できるお店、もしくはご自分で染める場合は必ずパッチテストを行いましょう。

 

これから先、何度も染める白髪対策だからこそ大切にしたい髪と頭皮、本来の自然な美しい髪を取り戻しながら白髪染めを取り入れていきたいものですね。

 

 

 

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