鈴木紗理奈、「樹木希林になりたかった」発言から考えるオトコが帰ってくるオンナとは

2018.08.10 LIFE

常識や前提を疑ってみよう。
私が婚活中の女性に申し上げることの一つです。

 

たとえば、アラフォーで婚活中の女性Aさんから「今までモテてきたし、結婚願望がないわけでもないけど、なんとなく結婚しなかった」という相談を受けたことがあります。

 

彼氏がいたのに、結婚に至らなかったという場合は、タイミングがつかめなかったか、コミュニケーションがうまく行っていなかった可能性があります。ですから、タイミングとは何か、コミュニケーションですれちがったのはなぜか、場合によってはAさんの結婚観に偏りがないかをもう一度考えればいいわけです。

 

しかし、Aさんの相談には、間違った常識も含まれていると思います。それは、モテが結婚に直結すると考えていること。

 

モテる人が、結婚に向かないワケ

婚活にモテは必要ありません。100人の男性にモテたとしても、その中に自分がいいと思う相手がいなければ婚活的には意味がありません。2014年に俳優の西島秀俊が一般人女性と結婚し、独身女性に「私にもチャンスがある」と夢を与えましたが、よく聞いてみると、彼女は元芸能人でした。芸能界という選抜が必要な“会社”で一緒だったという意味で、2人は同じレベルであり、一種の職場結婚です。婚活で大事なのは、自分と相手のレベルがだいたい同じかどうかなのです。

 

結婚生活にもモテは不必要です。それどころか、モテる人には、結婚は向かないのではないかと思います。なぜなら、結婚は配偶者以外と恋愛やセックスをしないという契約だから。

 

モテる男性が好き、もしくはモテるので、恋をたくさんしてきた女性は、実は結婚に向かないのです。タレント・鈴木紗理奈もその一人ではないでしょうか。グラビアアイドルとしてデビュー後、バラエティータレントとしても活躍します。クラブで知り合ったレゲエミュージシャンTELA―Cと結婚し、一児をもうけますが、離婚。現在はシングルマザーです。女優業にも進出しており、「キセキの葉書」では、マドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞を受賞するなど、活動の幅を広げています。

 

「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演した紗理奈は、離婚の原因が夫の浮気であることを明かしました。交際中から、女性の陰はちらほらあり、紗理奈が出産後に夫はニューヨークに単身赴任していたそうですが、女性と一緒だったようです。浮気には大分悩まされたようですが、「樹木希林さんみたいになって、60歳になった時に世間にほめられたい」と発言していたことから考えると、離婚には大分躊躇したことが伺えます。

 

樹木希林は、耐え忍ぶ妻ではない

紗理奈の言う樹木希林とは、夫の浮気を許すが、離婚はしない妻という意味だと思います。
希林は内田裕也と結婚し、娘が生まれますが、わずか2年あまりで別居しています。原因は内田の家庭内暴力で、それなら離婚したほうがと外野は思うわけですが、希林はなぜか別居はしても、離婚はしないのです。

 

内田が離婚届けを勝手に役所に提出した際は、希林は離婚無効の裁判を起こし、勝訴しています。当の内田も本当に離婚したいのかつかめないところがあって、時々は希林の住む家に帰ってくるそうですし、内田の家に泥棒が入った時は、「希林からもらった時計だけは返してほしい」と語るなど、希林から何としてでも逃げたいという気持ちは感じられないのです。

 

DVオトコと40年近く別居をしていながら、離婚はしない。人によっては「耐え忍ぶ妻」と解釈するでしょう。しかし、希林夫妻を見ていると、すがっているのは、内田のほうではないかと思うのです。

 

内田は女性関係も派手で、女優・島田陽子との不倫で世の中を騒がせたことがあります(離婚届けを勝手に提出したのも、島田と結婚するためと言われていました)。内田が都知事選に出馬した時の資金は、島田が負担。しかし、内田は落選し、島田に借金の返済がのしかかります。選挙はお金がかかるといいますが、多額の借金をしたのでしょう。島田は返済のために家を売り、銀座のクラブのママになったり、AVに出たりと返済に追われます。島田の名義で借りたカネですから、島田が返すのは当たり前ですが、内田のズルさとカネの無さを感じさせるエピソードです。

 

樹木希林の強みとは・・・

一方の希林の財布は、潤沢なのではないでしょうか。女優として仕事が途切れないことに加え、希林は複数の不動産を所有し、ひまさえあると物件を見に行っているそうなのです。「ぴったんこカン・カン」(TBS系)によると、希林は不動産の出物があれば、撮影中でも見に行ってしまうそうです。

 

それを咎められると「いつ仕事がなくなるかわからない商売なんだから」と言い返すそうですが、確かに不動産があれば、安定した収入がもたらされるでしょう。女優として稼ぎ、それを元に不動産を買い、副収入を得る。夫婦ですから、希林の買った不動産は、内田の財産でもあります。金欠の内田にとって、稼ぐ妻は一緒に暮らすことはなくても、手放したくない存在ではないでしょうか。

 

話を紗理奈に戻します。離婚した紗理奈はモテ期が来ているそうで、ちらほらアプローチがあるそうです。芸人・平成ノブシコブシの徳井健太が区民プールで、鈴木紗理奈が派手な水着を着て、若いオトコといちゃつくところを見かけたと「オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~」(MBSラジオ)で話して話題になりました。

 

もし若いオトコと本気で付き合うのなら、不動産かカネを持て。樹木希林なら、こんなアドバイスを送るのではないでしょうか。

 

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