#112 対象外…。40代独女が感じた「疎外感」とは?【40代編集長の婚活記】
ジェントルさんの反応は?
それほど時間を置かずして、ジェントルさんからの返信メールは届いた。ジェントル「『主婦じゃない人の友』。なるほど、面白いですね! 日本の社会は既成概念に縛られていて、女性の社会的役割のあるべき姿や可能性が、過半数の男社会企業によって狭められていると感じます。
子供がいない女性がマイノリティなのは確かかもしれません。でも、それがバイオロジカルとして当たり前だとする観念は、社会の中のフツーの考え方の人々が単にそう言っているように感じます。もっと多様な生き方や社会における役割を尊重していく時代になってほしいものですね」
ちょっぴり表現が小難しい文章だけど……。ジェントルさん、主婦じゃない、子なし独女を応援してくれている気がする!
40代独女が感じていた、疎外感
ジェントルさん、わかってくれる人かも。うれしい。いま、女性活躍推進をうたわれている時代だけれど、なんとなくそれは産後の女性の復職だったり、仕事と育児の両立だったり……。私のような子どものいない女性、独身女性はまったく対象外に感じていた。
産休も育休も取らず突っ走ってきた私たち。もちろん少子化の改善に貢献できていないことに何も思わなくはないけれど、女性活躍推進における女性が「女性=子供がいる女性」になってしまっていることが少し悲しかった。
私たちだって……女性なのに。
だから、ジェントルさんの言葉は、子なし女性のことも応援してくれているようで、うれしかった。
編集長アサミ、暑苦しさ全開!
スイッチが入ってしまった私は、さらに熱がこもってしまった。OTONA SALONEをほめてくれた! 40代独女の気持ちをわかってくれる!
それがうれしくてなんだかプレゼンモードに火が着いた。相手がどんな人だかわからないのに……。
アサミ「弊社もそして同業他社にも、結婚していない女性や子供がいない女性がたくさんいて、それぞれ頑張っていると感じます。でも、そうした女性たちを応援するメディアがないんです。30代後半から40代、50代向けの女性メディアは“ママ”や“妻”であることが当たり前のようで」
オトナサローネの原点とは
アサミ「弊社は『家庭の幸福と女性の地位向上』を掲げて約100年前に創業しました。そして創刊した『主婦の友』は、当時の大人女性の友のような存在になれたのかもしれません。でも100年を経たいま、主婦じゃない女性は増えています。
いまの時代に合った、主婦じゃない女性たちの友になれるメディアを作りたいと提案して……最初は『独女の友』と提案したのですが、さすがに刺激的だということで『OTONA SALONE』になりました。
長文すみません。応援していただけて、本当にうれしいです」
メールは一旦、それで途切れた。
連続して暑苦しいメールを送ったので鬱陶しかったかしら? ま、いいや。
でも、メールを受け取ったその日から……ジェントルさん、彼の存在がちょっとだけ気になり始めていたのは確かだった……。
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『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活: 婚活して初めて気づいた、人生において大切な17のこと』
著者:浅見悦子
単行本: 288ページ
出版社: 小学館
ISBN-10: 4093886601
ISBN-13: 978-4093886604
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