背中の痛みを「疲れているだけ」と放置したら、あわや寝たきりの危機に……!その痛みに潜んでいるかもしれない健康リスクとは
最近、40~50代の女性のなかで「背中が痛い」と訴える人が増えています。この年代は仕事や家事、子育てや介護で忙しい人が多いため「疲れているだけ」「湿布を貼って寝れば治る」と放置する人も少なくはありません。しかし、背中の痛みには思わぬ病気が隠れていることも……。日常生活に大きな支障をきたす前に、まずは原因を掴み適切に対処することが大切です。医師の木村 眞樹子先生に、背中の痛みから始まる健康トラブルについて教えていただきます。
Q.背中の痛みが気になるけど……、そのうち治りますよね?

イラスト/lely
某企業で管理職として働く、45歳のカオリさん。最近、ふとしたときに背中の痛みを感じるようです。「気づいたら、背中や腰の痛みを感じることが増えました。だから、安静にしていれば治ると思っていたんです」。そう考え、痛みを我慢しながらも仕事や家事、そして両親の介護施設との連携を頑張っていました。そんなある日、カオリさんは驚くべきことを同僚から聞かされます。「同僚のお兄さん、背中の痛みを放置していたら急に職場で倒れて今は入院しているらしいんです。少しでも遅ければ寝たきりの可能性もあったと聞きました。自分の背中の痛みも放置していいのか、急に不安になり……」このカオリさんの話のように、背中の痛みを放置すると、取り返しのつかない結果になるケースもあります。では、背中の痛みにはどのような病気が隠れている可能性があるのでしょうか。
Q.40~50代に襲いかかる「背中の痛み」から始まる病気

Photo:photo AC
ありふれた不調で、多くの人が「放っておいたら治る」と考えがちな背中の痛み。しかし、意外な病気が原因の可能性があります。背中の痛みで考えられる病気や症状、受診の目安を確認しましょう。
ぎっくり背中
ぎっくり背中は、背中の筋肉や筋膜を急に動かすことで起きる筋肉損傷です。突然強い痛みを感じ、からだを動かすと痛みが増すことがあります。加齢による筋力の低下や、ホルモンバランスの変化で発症する人が多いといわれています。数日経っても痛みが改善しない場合や、呼吸するだけでも痛む場合は整形外科を受診しましょう。
肋間神経痛
肋間神経痛は、肋骨付近の神経が刺激されることで背中から胸にかけて痛みが走ります。からだを捻ったり、深呼吸をしたりすると痛みが強くなるのが特徴のひとつ。放置すると、慢性的な神経痛の原因になる可能性があります。1週間以上痛みが続く場合は、内科もしくは整形外科を受診しましょう。
帯状疱疹
過去に水ぼうそうにかかったことがある人は、ウイルスが再活性化して帯状疱疹を発症するリスクがあります。背中や胸に強い痛みを感じるほか、数日してから発疹が出ることも。早期治療が遅れると、神経痛が長引き歩行困難なほど痛みを感じる場合もあります。痛みや皮膚症状が出たら、迅速に皮膚科を受診しましょう。
圧迫骨折
年齢を重ねると、骨密度が減り骨折リスクが高まります。圧迫骨折とは、そのなかでも背骨が潰れるように折れる骨折で、転倒や日常的な動作がきっかけになることもあります。背中や腰に強い痛みを感じたり、動きにくいと思ったりしたら圧迫骨折の可能性があります。放置すると背骨が変形して日常生活に支障をきたす恐れがあるので、強い痛みが続く場合は整形外科を受診しましょう。
上記のほか、腎盂腎炎や尿結石、
本編では、背中の痛みの原因かもしれない健康トラブルについて解説しました。▶▶更年期世代は背中が痛むお年頃……⁈検査で異常がなかった場合に挑戦したいセルフケアでは、病院で「異常なし」と言われた場合にやっておきたいセルフケアについて解説します。
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