「指が動かしにくくなった」のは病気のサイン?40代・50代が見過ごしやすい『指の不調』の正体
イラスト/Lely
「指が動かしにくいと思うときがある」「気のせいかもしれないけど、関節に違和感がある」このように思っても「まぁ大丈夫だろう」とスルーする人が多いといわれています。とくに、最近はスマホの持ちすぎで指が疲れているため、違和感を見過ごす人が多いんだとか。しかし、指の違和感は単なる疲れではなく病気のサインかもしれません。見逃したくない病気のサインについて、木村医師に教えてもらいました。
「使いすぎ」で見過ごしがちな指の不調

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51歳、営業事務として働くマリエさんは最近指の違和感が気になるようです。「関節がカクカクする」「湿布を貼るほどではないけど痛い」と感じつつも「パソコン作業が多いし、年齢を重ねたから仕方のないことだ」とやり過ごしているんだとか。
しかし、病院に行くほどではないと思っているものの、ふとしたときに「本当に放置してもいいのかな」「疲れだけで、こんなに違和感がある?」と不安になるようです。実際、マリエさんが抱いている不安のように「指のこわばり」は病気のサインの可能性もあるので、気になる場合は放置してはいけません。
指のこわばりが出る病気って?

Photo:photo AC
初期症状として指のこわばりがあらわれやすい代表的な病気を3つ紹介します。
関節リウマチ
朝起きたときに手を握りにくいと感じたり、指が動かしにくかったりする状態が続く場合、関節リウマチの可能性が高いので注意しましょう。指の関節が腫れたり、左右の手で似たような症状が出たりする場合も注意が必要です。
最初は「年齢や疲れのせい」と見過ごしがちですが、免疫の異常が原因である関節リウマチを放置すると、腫れや痛みがひどくなり軟骨や骨が傷つく恐れがあります。放置せず、リウマチ科や膠原病内科、整形外科を受診しましょう。
変形性関節症
関節の軟骨がすり減り、痛みや腫れを起こす原因として変形性関節症も考えられます。指を使うと痛みを感じたり、関節が少し腫れたりする初期症状に続き、中期以降は関節が太くなったり、物をつまみにくくなったりするなど、見た目や動作にも影響が出る場合があります。
放置すると痛みが落ち着いても変形が残り、料理や裁縫、スマホの操作などの細かい作業がしにくくなる恐れがあります。血液検査や炎症反応を見ながら診断するので、整形外科で相談してください。
更年期障害
更年期には女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が低下することで、さまざまな不調が起きます。指のこわばりや手の痛み、腱鞘炎のような症状も更年期障害のひとつ。指がこわばったり手がむくんだりするので、関節リウマチや変形性関節症との見分けが難しい場合があります。
更年期由来で手に違和感が出ている場合、手だけではなくほてりや発汗、気分の落ち込みなど、その他の更年期症状が出るケースが多いといわれています。しかし「更年期だから様子見で問題ない」と決めつけるのは危険です。関節リウマチや変形性関節症といった病気が隠れている恐れがあるので、手の痛みが強い場合は整形外科、その他にも気になる症状がある場合は婦人科で相談し、原因をハッキリさせましょう。
本記事では、「指のこわばり」「指の違和感」が起こる原因についてお伝えしました。
▶▶40代50代女性の「指の違和感」に。医師が教えるセルフケアと見直すべきこと
では、「指のこわばり」「指の違和感」を感じたときのセルフケア方法について、医師の観点からアドバイスをお届けします。
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