
【便秘対策】腸のストレスを軽減|スパイスの不調別・選び方
生きていくうえでストレスは、あって当たり前。でもストレスをため込まないことが大事なのです。ストレスをため込まないためには、どうすればいいのでしょうか? ストレスに関する書籍の多くは、「ものごとを前向きに受け止める」「〝こうあるべき〟ではなく、柔軟に考える」など、心からストレスにアプローチする方法を紹介しています。でも本当にストレスできつい思いをしているときに、心の在り様を整えるのはけっこう大変です(以上書籍より抜粋)。そこで今回は、腸研究の第一人者、松生恒夫先生による著書『大丈夫! 何とかなります ストレスは解消できる』から腸の状態を整え、腸へのストレスを減らすことで、脳や心を元気にする方法をピックアップしてお送りします。【腸と健康 #8】
体を温めるスパイスで便秘対策
昔はキッチンにあるスパイスといったら、コショウぐらいでした。最近はいろいろな国の料理を作って楽しむ人も増え、けっこういろいろなスパイスが並んでいるという家庭も増えてきたのではないでしょうか。食欲増進、疲労回復、消化吸収促進、強壮、殺菌などスパイスには体にいい働きを持っているものがたくさんあります。
とくに体を温める作用のあるスパイスは冷えを伴う便秘の人におすすめ。さらに胃や腸の働きを高めるスパイスをとることで、消化吸収が促進され、腸のストレスも軽減できるでしょう。
腸が喜ぶ朝食
野菜たっぷりのカレースープ
作り方
1 玉ねぎ、にんじん、キャベツなどの野菜をみじん切りにして、オリーブオイルで炒める。
2 沸騰した湯に1を加え、カレー粉とコンソメ(固形でも顆粒でもよい)を入れて、味をととのえる。
★シナモンパウダーやジンジャーを加えると、腸を温める効果がアップ。
★ 食べる直前にエキストラバージン・オリーブオイルを回しかけるのもおすすめ。
腸のストレスを軽減するスパイス図鑑
ジンジャー
有効成分が含まれているのは根茎。胃酸の分泌を活発にして消化機能を高める、腹部膨満感をやわらげるなどの効果があります。しょうがは多くの漢方薬に用いられています。
ペパーミント
体内にたまったガスを排出させる、腸管のけいれんを抑える作用があります。
シナモン
独特の甘みと香りが特徴。主成分であるケイヒアルデヒドには水分代謝を調節する作用があり、便の水分量を増やして便を出しやすくします。ウイルスや細菌を抑える作用、解熱作用、発汗作用、リラックス作用、安眠作用なども。
健康効果があり使いやすいスパイス
ターメリック
生薬名はうこん。抗菌作用、健胃作用、整腸作用、代謝促進、血行促進作用など。動物実験ではその色素成分であるクルクミンに抗腫瘍効果が認められています。
クローブ
生薬名は丁香、丁子。花のつぼみに有効成分があり、防腐作用、鎮痛作用、腸内にたまったガスを排泄する作用などがあります。
コリアンダー
パクチー、シャンツァイとも呼ばれるスパイス。消化促進作用、関節痛、かぜ、腸内にたまったガスを排泄させる作用があります。
チリペッパー
和名は和とうがらし。果実に有効成分が含まれています。主成分のカプサイシンは体を温め発汗を促す、消化液の分泌を促進する作用があります。
ナツメグ
刺激的な香りがあり、消化促進、食欲増強作用などがあります。
コショウ
胃液分泌作用、中性脂肪を分解する作用、エネルギー代謝を促進する作用などがあります。
マスタード
和名はからし。辛みと刺激的な香りが特徴で、殺菌作用、消化作用、防腐作用、胃液分泌促進作用などがあります。また少量の摂取は食欲を増進させる作用も。
サフラン
ツンとした香りと辛み、苦みが特徴。発汗作用、胃の働きをよくす
る作用などがあります。
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松生 恒夫 ・著 中村知史・イラスト 主婦の友社・刊
あなたのそのストレス、軽くなります!
腸研究の第一人者、松生恒夫先生による、
腸からはじめるストレス解消アイデアが満載です。
大丈夫! 何とかなります ストレスは解消できる
松生 恒夫 ・著 中村知史・イラスト 主婦の友社・刊
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