【ADHD女子#37】ハードルはごくごく低く。ほんの1カ所片づけるだけでいい
じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「
先延ばしにストップ。ごほうびも考えておこう
「この部屋を片づけるにはどう考えても3日かかる。 だから3日間の休みがないと手がつけられない!」
と思っている人がいるかもしれませんが、 その3日間は永久にやってきません。
それは得意の先延ばしグセ。これを解決する方法は、 PART3の時間管理と同じです。
①最初のハードルを思いっきり下げること。
②ごほうびを用意すること。
この2つは鉄則です。 とくに片づけの場合、 最初のハードルはとことん下げてください。
「片づけ名人の動画を見る」
くらいでじゅうぶん。
そこでテンションが上がったら、 ダイニングテーブルの上半分だけとか、
カトラリーの引き出し1つだけとか、 玄関の靴を靴箱にしまうだけとかに着手しましょう。
さらにハードルを下げて 「3つだけ捨てる」 でもOK。
それができたら何かごほうびを!
勝手にハードルを上げて完璧をめざさない
何のために片づけたいか、という目標がある場合には、 まずそれを達成しましょう。
「寝室が物置になっているので、 クローゼットの扉があかない。 クローゼットに洋服をしまいたい」
という目標があるなら、「寝室全体を片づけよう」 という野望はいったんわきにおきましょう。
ハードルが高すぎるのです。
まず寝室のドアからクローゼットに至るまでの道を確保し、 扉のまわりだけ片づけます。
扉があいても中が洋服でパンパンなら、不要な洋服を何枚か処分します。
これなら1時間でできそうじゃないですか?
寝室はちょっと奇妙になりますが、 目標は達成できます。
便利になると、 次のステップに進む意欲もわいてきますよ。
<<前へ
>>次へ(5/26 20:30更新)
スポンサーリンク