【ADHD女子#57】よく「空気が読めない」と言われるけれど、私ってASD?

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。

両方の特性を持っている人は半数近くいるそうです

「私は空気が読めない」 と思っているADHDタイプさん、 けっこういますよね。

でも実際には、 ADHDの特性に 「空気が読めない」 ことは含まれていないのです。

「 空気が読めない 」という性 質は、 自 閉 ス ペクトラム 症(ASD) の人の特性です。

ではなぜADHDタイプさんが 「空気が読めない」 といわれるのでしょう。

 

可能性は2つあります。1つ目は、ADHDとASDを合併している可能性があるということ。

この2つの併存率は43%だという研究報告もあります。

2つ目は、衝動性の問題。

わかっているくせにおしゃべりが止まらない、 やめたほうがいいと思っているのに行動しちゃう、

そんな衝動性を抑えられないADHDの特性で 「空気が読めない」 ように見えてしまうのかもしれません。

 

引っ越ししたばかりの人が、「近くに来たら、 いつでも遊びにきてね」 と言うことがあります。

多くの人は 「社交辞令ね」と理解して、 近くに行ったとしても押しかけることはしません。

でも、 ASDの人は言葉どおりに受け止めて、 ほんとうに 「近くに来たので」 と立ち寄ってしまいます。

社交辞令とは思わないのです。一方ADHDの人は、 社交辞令だということはわかるのですが、

「行きたい!」 という気持ちを抑えられません。

「じゃあ、 いまから行っていいですか?」 と言ってしまうのです。

ある意味、すごいパワーとスピード感。

これは悪いことばかりではなく、営業マンとして大成するかもしれません。

 

でも「空気が読める人になりたいな」と思うなら、おすすめはマナーの本です。

書店に行けば、 イラストがたっぷり入った

「日常生活のマナー」「女性のマナー」

といった本が並んでいます。

それを読むと、 最低限の 「しないほうがいいこと」 がわかるでしょう。

 

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>>次へ(6/15  20:30更新)

ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

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