りょうのひ……?「漁火」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「漁火」です。
「漁火」の読み方は?
「漁(りょう)」「大漁(たいりょう)」などでお馴染みの「漁」ですが「漁火」の読みは「りょうのひ」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「いさりび」です。
「漁」と「火」の音読みで「ぎょか」とも読みます。
「漁火(いさりび)」は
夜、魚を漁船の方へ誘い集めるために燃やすたいまつ、かがり火の類。
出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。
「漁火(ぎょか)」も意味は同様で、
夜、漁夫が魚をひきよせるために、舟の上でたく火。いさりび。
出典元:精選版 日本国語大辞典
と記されています。
「いさり」という読み方は、常用漢字表外の読み方ではありますが、「漁」の訓読みです。
「漁」は
- 音読み ギョ・リョウ
- 訓読み(常用漢字表外)すなど(る)・あさ(る)・いさ(り)
と読みます。
「漁り」で
魚介類をとること。漁をすること。すなどり。あさり。
出典元:いさり|言葉|漢字ペディア
という意味を表します。
これ、なんと読む?「火」の「ひ」以外の訓読み
以下の「火」がつく言葉はなんと読むでしょうか。
- 火串
- 火床
- 火屋
「ひぐし」と読みたくなるところですが、残念ながらそれは間違い。
「火床」は「ひどこ」や「かしょう」とも読めますが、「いろりの中央にある火をたくくぼんだ所」や「鍛造用の簡単な炉」を表す「火床」には特徴的な読み方があります。
「火屋」は「ひや」とも読むことができます。辞書によれば、「ひや」は「『火葬場』の別称」を表します。ですが、「火屋」が「香炉・手あぶりなどの上を覆う網状のふた」や「ランプ・ガス灯などの火を覆うガラス製の筒」を表す場合には「ひや」とは読みません。
「火」の読みは
- 音読み カ(常用漢字表外)コ
- 訓読み ひ・ほ
です。
「火」の「ひ」以外の訓読みを知ると「火照る」もすっと読めるのではないでしょうか。「火照る」は「ほてる」と読みます。「顔が火照る」などと表されるように、体や顔が熱くなる、熱く感じることを意味する言葉です。
上記の言葉も全て「ほ」から始まります。
正解は……
- ほぐし
- ほど
- ほや
です。
「火串」は「たいまつを挟む木」などを表します。「火床」と「火屋」は先で紹介した通りです。「火屋」が「火葬場」の別称を表す際は「ほや」とも「ひや」とも読めます。(出典元:火|漢字一字|漢字ペディア)。
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