おばさんですが、何か?  hitomiの発言から考える「おばさん」問題

「おばさんですが、何か?」 そう発言したのは歌手のhitomiさん(40)。発端は5月9日放送の音楽番組でのことでした。AKB48の峯岸みなみさん(23)が、「歳を取ることに不安を感じている」「どうしたら美しく年を取れるのか?」という悩みを打ち明けたところ、hitomiさんが「老いることが恥ずかしい日本って、すごい恥ずかしい気がします」「 『おばさんですよ?何か?』って言いたくなる」と発言したのです。さらに、「『おばさんで何がいけないんだ?』『おばさんになっちゃいけないの?』って言いたくなる」と続け、MCの中居正広さん(43)もそれに賛同していました。

 

おばさんとは何歳から?

そもそも「おばさん」とはどういう意味なのでしょうか。ピクシブ百科事典によると大きく分けて意味は2つあり、ひとつは「伯母や叔母」などのこと。もうひとつが「一定年齢の成人女性を指す呼び方」とあるので、こちらを見てみましょう。

かつては成人女性全般を「おばさん」と呼んでいた。
しかし、語感として年長感があることから、主に中年・初老の女性を指して呼ぶ呼び方になっている。
しかし中年の範囲は明確ではなく、何歳からおばさんにあたるのか、その辺はとても曖昧でデリケートな問題。
出典:ピクシブ百科事典

ちなみに、中年とは一般的に40~50代のことをさします。また、初老とは老人の域に入りかけた年のことで、本来は40歳の異称(ただし寿命が伸びた現代では60歳くらいからと考える人が多いよう)です。定義上では、hitomiさんの年齢40歳は「おばさん」に該当します。

 

みんな「おばさん」と呼ばれたくない

ある44歳の女性は中学生の娘がいるのですが、「娘の友達には絶対におばさんって呼ばせない」と頑なに言っています。また、ある48歳の女性は「甥っ子にも『おばさんじゃなくお姉さんと言いなさい』って教えてる」と豪語しています。そして私自身(44)も、「OTONA SALONEについて」でオバサンと言われたくないと書きましたし、「アラフォーがオバサン化を回避するための~」という記事すら書いて、「おばさん」という表現をあまり好ましくおもっていませんでした。

このように、定義としては「おばさん」に該当する年齢の女性の多くが「おばさんと言われたくない」と思っているのです。おばさんという呼称に対してものすごく否定的であり、ネガティブに捉えられています。

「おじさん」はどうなの?

一方、おじさんはどうでしょう。40~50代男性におじさんと呼ばれることについて尋ねてみました。すると「別になんとも思わない」「実際そうだし」「近所のコにいつも言われてるよ」という声がほとんどでした。例外のかたもいましたが、おじさんと呼ばれることを、特にはイヤがってはいないようです。

また、アラフォー以上をターゲットとした男性誌でも「おじさん」「オヤジ」といった言葉が普通に使われていますし、イマドキの20代には40代以上の「おじさん好き女子」を名乗る人も少なくありません。おじさんという呼称はポジティブに受け止められているのです。

「おじさん」と「おばさん」、印象の違いは

おじさんはOKなのに、なぜおばさんはNGなのでしょうか。それは言葉についてしまっているイメージかもしれません。おじさんという言葉には年齢を重ねた中年の男性という意味のほかに、どこかシブい・カッコいい・色気があるというニュアンスも含まれている気がします。一方で、おばさんという言葉には、生活感がある・図々しいというニュアンスが感じられるようです。つまり、おじさん=マイナスイメージもあるがプラスイメージもある、おばさん=ほとんどマイナスイメージなのです。

「おばさん」を嫌がることがむしろ……

女性たちがおばさんと言われたくないのは、マイナスの表現をされたくないからのことなのかもしれません。もし、おばさんという言葉にプラスイメージがつけば、言われたくないと思わなくなるのかも……? そして、そんなことは可能なのでしょうか……?

「おばさんですが、何か?」 hitomiさんの発言を聞いて、個人的には「オバサンと言われたくない」と書いた自分を考えが幼かったな、と少し反省しています。「おばさん」という呼称問題、あなたはどう思いますか? OTONA SALONEの facebookのコメント欄にて、皆様のご意見をお待ちしています!

 

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