肩コリは「脇をさすり、回すだけ」でびっくりするほど解消する!【新連載・バズる10秒ストレッチ】

こんにちは!10秒ストレッチトレーナーの柴です。今週からストレッチの連載をお届けします。

さて、肩コリや痛み、そして動きの悪さで悩んでる方がいると思いますが、それをたった10秒で解消する方法があります。

それは「脇をさすって、肩を回す」ことです。

 

どういうことなのか?僕のツイッターを見てみましょう!

肩がこってる人、痛い人

の多くは肩に力が入り上がりやすい。

これを解決するには肩を下げられるようにすることなんだが、その時働く筋肉が脇にある。

脇の下を摩擦で熱くなるまでさすった後、触りながら腕を前後に各5回ずつ回す。

すると肩が下がって動きがスムーズになり、コリや痛みが緩和する。

— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) 2019年3月1日

 

これは12万いいねを超えたツイートなんですが、たったこれだけの動きで肩が軽くなった人が続出したのです。

一体何故これで肩が軽くなるのか。

それは脇の筋肉のある働きが関係しています。

 

 

「脇の筋肉」こそが肩の動きを軽くしてくれる!

脇には前鋸筋(ぜんきょきん)と呼ばれる筋肉があり、肩甲骨の裏側から肋骨に付着しています。この筋肉が肩の動きをスムーズにしているのです。

脇の下をさすり、その後触りながら動かすとこの筋肉の働きが高まるのですが、なぜ前鋸筋の働きが高まると肩の動きがスムーズになるのかというと、それは前鋸筋は肩を下げる筋肉だからです。

 

肩の動きが悪い人ほど肩を上げる僧帽筋(そうぼうきん)や三角筋(さんかくきん)が優位に働いているため、肩首周りの筋バランスが悪くなっています。

そのため肩を下げるという逆の働きがある前鋸筋を使えると、僧帽筋や三角筋の働きを抑える事ができるため、肩周りの筋バランスが整い動きがスムーズになるのです。

 

では何故さすって肩を回すだけで前鋸筋の働きが高まるのか。
別に鍛えてるわけでもないのに。

 

それには人間のある働きが関係しています。

 

 

「さすって回す」だけで動きが変わる理由

人間には「体性感覚(たいせいかんかく)」というものがあります。

 

皮膚の感覚と、筋肉・腱・関節の感覚の総称のことです。

 

皮膚の感覚には、触っている感覚や熱の感覚(熱いとか冷たいとか)、痛みの感覚などがあり、
筋肉・腱・関節の感覚には、手足や身体の位置・運動・抵抗・痛みや物の重量などの感覚があります。

 

前鋸筋をさするのは、この「体性感覚」を利用するため。

 

摩擦で熱くなるまでさすると、そこに感覚ができ、無意識に前鋸筋を使えるようになるのです。

 

そしてその状態で肩を回すことで、「前鋸筋を使いながら肩を動かす」という事を身体に覚えさせることができます。

 

 

普段から「脇の下」はちょこちょこさすってくださいね!

以上の理由から脇の下をさすることがとても効果的なので、お悩みの方は隙間時間を見つけて積極的に脇の下をさすってくださいね!

普段からさする事で前鋸筋の感覚が研ぎ澄まされて、更に効果が高まるので。

 

ではまた来週お楽しみにー!

 

柴雅仁のブログ
http://selfcare-lab.com

Twitter
https://twitter.com/PT_shiba 

体軸コンディショニングスクール、一般社団法人 体軸コンディショニング協会監修
クロスポイント®︎
各ワーク©体軸コンディショニングスクール

 

【毎週土曜21時に連載!】

■痛みの部位別!ストレッチ一覧■

ひざ → 脚ぶらねじり

腰 → お尻のストレッチ

ネコ背、肩コリ → 胸のストレッチ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク