【40代編集長の婚活記#18】初デートでやってはいけない4つのこと

2016.12.07 LOVE

ついに明かされる、エリートさん遅刻の理由

顔が時計のビジネスマンエリート「いや、単純に家を出るのが遅かった」

アサミ「え? 家出る直前に何かトラブルでもあったの?」

エリート「いや、何も」

アサミ「準備に時間かかったとか?」

エリート「いや、ないです」

アサミ「ペットがじゃれついてきたとか?」

エリート「飼ってません」

アサミ「ここ、あなたの家から近いじゃない? それなのに?」

エリート「すみません…」

じゃなんで家を出るのが遅かったんだよ。……っていうことは待ち合わせの時間すぎてから家を出たんじゃないのか? こっちはちょっぴりはりきって待ち合わせの30分以上前に家を出て、しかも10分早く着く状況で来たんだよ。それだけ楽しみにして、余裕を持った時間配分考えてきたのに!

もしかしてエリートさんにとっては私との初デートはたいして重要じゃなかったってこと? それとも私が久しぶりすぎてデートに期待しすぎなのか?

 

初デートなのにムードも何もない

アサミ「それにさ、普通、初めて1:1で会うときくらい女性の家から出やすいエリアを聞いて場所を決めるもんじゃない?」

エリート「……はぁ」

アサミ「一方的に自分の家から近いところにするのは勝手じゃない?」

エリート「すみません……」

エリート「自宅から近いのに連絡なしで遅刻するってどういうことよ?」

エリート「すみません…」

ただただ謝るだけのエリートさん。ちょっと可哀想なくらいシュンとしている。だいぶ反省してしまっているようだ。話せばわかる人なのね。しかし、なぜ家を出るのが遅かったかについては明確な理由が言及されないことに私は少しイライラしている。二人の間になんともいえぬ緊張感がただよう……。

 

しばらく沈黙が続く。

ちょっと冷静になった私は「ヤバい、やってしまったかも…」と反省する。しかしそれは後の祭り。いまさらこの空気感は変えられない。食事も済んだことだし、「出ましょうか」と言った。お会計で支払おうとすると

エリート「いや、ここは僕が支払いますから」

アサミ「いいよ、自分の分は出すし」

エリート「いや、ホントに大丈夫ですから。僕、払います」

なんだかとっても丁寧なエリートさん。ごちそうしてくれるのだという。ジェントルマンだ。そういえば、気がついたら言葉づかいも敬語ベースになっている。「ありがとうございます。ごちそうさまでした」。お礼を言ってその日は別れた。

 

デートだったはずなんだけど、なぜかひと仕事を終えたような感覚……。

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