
乱立する「○○ペイ」これを使ってると損?専門家の意見は…
元国税局職員さんきゅう倉田です。
お金の話をしたり、税金の話をしたり、ワインの話をしたりして生きています。先日は、QRコード決済の話をテレビでしました。QRコード決済は、いわゆる「◯◯ペイ」です。PayPayやLINEペイなど、たくさんの種類があって、群雄割拠。どれが一番お得なのかはわかりづらい。ペイ各社に確認しても、「正直、大差ないんです」という回答でした。
それでも、各社のサービスの違いを把握していれば、自分に合ったペイに出会えるはず。ワンペイ、ツーペイと増やしていって、カントー地方一のペイマスターになってください。
消費行動パターンによって主要なペイ4つのオススメが違う!
ペイはたくさんありますが、街でよく見かけるのは大手4社です。
・赤いRマークの楽天ペイ
・オレンジと折り鶴のOrigamiペイ
・CMでおなじみ赤いPマークのPayPay
・毎日開くLINEペイ
数年後には、この中のどれかが覇権を握ると思われます。今までは、なんとなくPayPayが優勢かな?と思っていましたが、Yahoo!とLINEが経営統合を発表したことで、やっぱりPayPayが一気に他を淘汰するかもしれません(PayPayはYahoo!とソフトバンクが作ったよ)。
それぞれの良い点をまとめました。
■楽天ペイ → キャッシュレス還元がない店でも5%還元相当のポイント付与
家電量販店などの大手チェーンで使え、ポイント還元率も高くなっています。国のキャッシュレス還元と連動していて、キャッシュレス還元がある店でもない店でも、還元が合わせて5%になるように、ポイントを付与してくれます。
例えば、ビックカメラで買い物しても、キャッシュレス還元ではポイントや値引きがありませんが、楽天ペイが5%のポイントを付与してくれます。
■Origamiペイ → アパレルでのお買い物が多い人に
インターネットで服を買うサービスを提供していた会社が作ったのがOrigamiペイです。そのためか、アパレルのお店で導入されていることが多いようです。個人的には、アパレルの中でもややおしゃれな店、客単価の高い店に導入されている傾向があるように思います。
■PayPay → 食べたり飲んだりが多い人に、20%還元もある
飲食店であれば、どこに行っても使える気がします。飲食店が最初に導入するペイとしては、ダントツ1位でしょう。新橋付近で飲食をすると、20%還元の店にエンカウントすることもしばしば。
美味しい飲食店を探索するのが好きなら、まずはPayPayアプリをインストールするべきです。
■LINEペイ → ドラッグストアにも対応、10%越えも
毎日のやりとりで慣れ親しんだLINEもペイに対応しています。友達に送金するのも一瞬です。会費などを参加者から徴収する場合にも便利です。また、ドラッグストアで普及しており、10%を超えるキャンペーンも散見されました。
ペイを使えば送金もらくらく
ペイなら、個人間の送金もすぐにできます。
とくに、LINEペイは、10秒もかからずLINEの友達にお金を送ることができます。借りていたお金を返すとき、飲み会の会費を支払うとき、結婚式のご祝儀として、気軽に送金できます。手数料もゼロ円です。遠く離れた誰かに手数料無しで自宅から送金できる方法として、これ以上のものがあるでしょうか。
実際どう使うの?スマホが必須なペイの使い方
「QRコード決済」なので、QRコードを読み込んでもらうか、読み込んで決済します(バーコードを読み込んでもらう場合もあります。バーコードは、みなさんのスマホのQRと同じ画面に表示されます)。
事前に、クレジットカードか預金口座を登録し、アプリにチャージして使用します。ペイは、クレジットカードや電子マネーよりお店側の導入費用が安いので、今までキャッシュレスを導入していなかったお店でも使える可能性があります。
キャッシュレス還元を受けたい、決済のスピードを早くしたい(現金より平均16秒早い)、小銭を触りたくない、そんな方はアプリをインストールして、チャージしてください。
キャッシュレス決済はポイントも貯まる!
珍しく国が予算を組んで、キャッシュレス決済をした人に還元してくれています(来年6月まで)。予算は、みなさんの納めた税金なので、キャッシュレス決済をしない人は損をします。
ペイでなくとも、交通系電子マネーやクレジットカードなら、誰もが保有しているはず。積極的に使用して、還元を受けましょう。現金と異なり、ペイやクレジットカードのポイントも貯まるので、2倍お得です。
まだまだキャッシュレス普及率の低い日本。その分、これから更に普及していきます。各社がシェア拡大のために、お得なキャンペーンを行っている今、始めましょう。
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