
「うらめん」と読んでいませんか?「裏面」本来の読み方とは?!
漢字にはさまざまな読み方があり、時には「ずっと正しいと思っていた読み方が間違っていた」なんてことも…。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
第1問:「裏面」と書かれていたら、あなたは何と読みますか?
「うらめん」と読む人が多いのではないでしょうか。もちろん「裏面」には「裏」の「面」を表す意味もあります。
1 物の裏側の面。⇔表面。
2 物事の外部に現れない部分。世間に知られていない部分。内幕。引用元:小学館 デジタル大辞泉
“物の裏側の面”、例えば「書類の裏面にご記入ください」と言いたいとき、「裏面」を「うらめん」と読んでも意味は通じるはずです。
しかし、実は「うらめん」という記載は辞書にはありません。
慣用(使いなれる、一般的に広まる)的な表現として「うらめん」と読まれることは多々ありますが、筆者のスマートフォンの変換機能では「うらめん」と打っても「裏面」と出ませんでした。
では何と読むのでしょうか?ヒントは「裏表(うらおもて)」以外の「裏」の読み方です。
正解はこちら!
「りめん」です。
なお「裏面」の対義語の「表面」も、本来は「おもてめん」ではなく「ひょうめん」と読みます。
- 裏面(りめん)
- 表面(ひょうめん)
とはいえ、先でも申し上げた通り”物の裏側の面”を意味する場合には「裏面(うらめん)」でも「表面(おもてめん)」でも意味は通じますから、「絶対に使っていけない」というわけではありませんよ。
ただし、”物事の外部に現れない部分。世間に知られていない部分。内幕。”を表現したい場合には「うらめん」ではなく、本来の読み方「りめん」を使ってくださいね!
出典>>「うらめん」と読んでいませんか?「裏面」本来の読み方とは?!
第2問:「瑣末」の読み方は?
「瑣」をなんと読むかで迷っている人は少なくないはず。「そまつ」や「てんまつ」と読んだ人もいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。「そまつ」や「てんまつ」はそれぞれ
- 粗末(そまつ)
- 顛末(てんまつ)
と書きます。
「そ」でも「てん」でもない「瑣」の読み方とは…?
正解はこちら!
「さまつ」です。
公益財団法人日本漢字能力検定協会が運営する「漢字ペディア」によると、「瑣」は漢検一級に出題される漢字とのこと。
★「瑣末」と「些細」に違いはある?
「瑣末」の意味の中に含まれている「些細」。「些細」の意味を調べてみると、
あまり重要ではないさま。取るに足らないさま。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
と「瑣末」とよく似ていることがわかります。またどちらも「小さなこと」や「取るに足らないこと」と言い換えることができます。
「瑣末」と「些細」の違いについて調べてみると、
- 瑣末 本筋と関係がないので取るに足らない
- 些細 細かすぎて取るに足らない
と使い分けることができる、と紹介している文献を見かけましたが、これらの違い自体が「些細」なことかもしれません。
出典>>「そまつ」でも「てんまつ」でもない!「瑣末」の読み方、知っていますか?
第3問:「在郷」の読み方は?
「在郷」を「ざいきょう」と読んだ人は少なくないはず。「ざいきょう」は決して間違いではありません。パソコンやスマホで「ざいきょう」と打てば「在郷」と出てきますし、辞書にも
在郷(ざいきょう)
郷里にいること。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
とあります。
そんな「在郷」には、「ざいきょう」以外の読み方があります。意味は
在郷(ざい〇〇)
1 都会から離れた地方。田舎。在所。ざい。
2 郷里にいること。ざいきょう。出典元:小学館 デジタル大辞泉
と「ざいきょう」とほぼ同じですが、「ざいきょう」は本来の読み方が転じたものと言われています。
正解はこちら!
「ざいごう」です。
「郷」には
- 音読み キョウ・ゴウ
- 訓読み (常用漢字表外)さと
の読みがあります。
「『郷(ゴウ)』に馴染みがない…」と感じた人もいるかもしれませんが、「郷(ゴウ)に入(い)っては郷に従え」という言葉を聞いたことはありませんか?“新しい土地に来たらその土地の風俗や習慣にしたがうものだということ”を指す言葉の「ゴウ」はまさにこの「郷」のこと。
「在郷」を「ざいきょう」と読んでも間違いではありませんが、ぜひ「郷(ゴウ)」の読みを意識してみてください。
出典>>本来の読み方は「ざいきょう」ではない!?「在郷」の読み方、知っていますか?スポンサーリンク
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