会社の人事異動による「ストレス」を少しでも軽くする5つの方法

2017.04.16 WORK

春、多くの会社では人事異動がある。希望の部署や役職に就けたことで仕事のモチベーションがあがる人もいる一方で、希望しない異動によって心に大きなストレスを抱える人も少なくない。私も、希望しない異動でストレスを感じたことが何度もある。だからこそ、そんなストレスで悩んでいる人を少しでラクにしてあげたい。自分自身の経験から、人事異動でのストレスを軽くする方法を紹介したい。

 

1.無理に頑張る必要はない

ストレスは、心の傷。無理にその傷がないふりをして、頑張る必要はないと思う。傷を治すのは簡単なことではない。心の傷が治るには時間がかかるものだ。体が傷ついたときだって、キレイに治るまでには時間がかかるものなのだから……。今すぐ立ち直ろうとしなくていい。傷が癒えるには時間がかかるのが当然。

その一方で、まったく癒えない傷もない。多少の時間がかかるとしても、傷は治っていくはず。無理に頑張る必要はないが、心のどこかで「傷を治そう、癒そう」という気持ちも持っていてほしい。病は気から。前向きな気持ちが少しでもあれば、きっと心の傷はそう遠くないうちにキレイになっていくと思う。

 

 

2.気分転換になる休みをとろう

しっかりと休暇を取ってリフレッシュするのもいいと思う。大切なのは気分転換すること。旅行に行ったり、しばらく会えていなかった友達と会ったり、断捨離をしたり、マッサージで癒されたり……。それまで、やりたくてもなかなかできなかったことでリフレッシュしてみてほしい。

ただし、それはあまり期間を長く持ちすぎないこと。10日以上のリフレッシュは、リフレッシュ自体が日常化してしまうので、逆に元の日常生活に戻ったときのストレスが大きくなってしまう傾向があるからだ。リフレッシュは、長くなりすぎるとリフレッシュでなくなる。気分転換には、集中的なリフレッシュ休暇でメリハリをつけることが大事。

 

3.異動=新たなチャンスと捉える

リフレッシュする時間をとったら、次は考え方、捉え方を変えていこう。新しい環境には、必ず新しい発見がある。変わらない環境は比較的ルーティンになりがちであり、新しい人、新しいものに出会える機会はそれよりも圧倒的に少ない。異動は新しい何かと出会うチャンスと捉えよう。

絶えず新しいものにトライする気持ちが、人間を成長させてくれる。また、心と体の活性化=アンチエイジングにもつながる気がする。異動をずっと心の傷として過ごすのか、新たなチャンスと思って過ごすのか。たった一度の人生、どう感じて過ごすほうが幸せですか?

 

4.手離すことが、実は大切

それまでの仕事で獲得してきた実績、権利、人間関係。守ることも大事だけれど、実は同じくらい手離すことも大切。いつまでも自分がかかえていると、そこには必ず濁り、淀みができてくる。そうなってしまっては宝の持ち腐れ。むしろあえて自分から手離し、次の人にその実績、権利、人間関係をバトンタッチしていく。それによって濁りや淀みのない、美しい宝が保てる。

既得権をあえて手離す。それができることが、大人というもの。そして次の人材にその権利を託していく。手離すことができるのが、大人の余裕というものだ。

 

5.自分の人生は、自分で切り開く

異動というのは会社員ならばほぼ避けられないもの。給与という対価をもらう以上、経営上の指示に従わなくてはならない部分がある。どうしても不当だと思うなら、思い切って会社を辞めればいい。

会社の仕事というのは、命じられれば避けられない側面がある。それに納得がいかないなら、独立して、自分の人生、自分の仕事は自分で切り開いていけばいい。会社の判断に納得がいかないくらい、自分の仕事に自信があるのなら、それをもって独立だって転職だってできるはず。それだけの才能、能力があるなら不満のある会社に見切りをつけて自分の能力で自分のやりたい仕事を獲得していこう。

異動に100%満足する人は、ほぼいないと思う。人生は簡単に思い通りにはならないもの。希望しない異動であっても、ちゃんとリフレッシュして、新しいチャンスと捉え、既得権を手離してみよう。そうすることできっと新しい世界が開けてくるはず。私自身、この数年でそれを実感している。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク