「ゆうしょう」ではありません。「夕照」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「夕照」です。
「夕照」の読み方は?
「夕照」はその漢字が表す意味の通り、
夕方の太陽の光。夕焼け。夕日。夕映え。ゆうてり。
出典元:精選版 日本国語大辞典
を意味します。
ただし、上記にある「夕焼け」「夕日」「夕映え」と同じく「夕照」の「夕」の部分を「ゆう」と読んでしまうのは間違い。
正解は……
「せきしょう」です。
「夕」の読みは
- 音読み セキ
- 訓読み ゆう
の2つだけです。
「夕焼け」「夕日」「夕映え」の読みは「訓読み+訓読み」の組み合わせですが、「夕照」は「音読み+音読み」の組み合わせです。なんと読むか迷った時には、もう一方の漢字の読みが音読みなのか訓読みなのかで推測するとよいでしょう(「音読み+訓読み」の「重箱読み」や「訓読み+音読み」の「湯桶読み」といった例外もあります)。
なお「夕(セキ)」と読む言葉には他に以下のものが挙げられます。
- 七夕(シチセキ)(または「たなばた」)
- 宿夕(シュクセキ)
- 除夕(ジョセキ)
- 旦夕(タンセキ)
- 朝夕(チョウセキ)
- 日夕(ニッセキ)
「夕(セキ)」と読むことはできたのですが、私は恥ずかしながら「七夕(シチセキ)」の「七」の読みに一回戸惑ってしまいました。「シチ」を訓読みだと思いこんでいたもので……。
音読みと訓読みは、
- 音読み それだけでは意味がわからない
- 訓読み それだけで意味がわかる、ふりがなを必要とする
という見分け方があります(もちろん例外もあります)。
「七」の読みは
- 音読み シチ(常用漢字表外)シツ
- 訓読み なな・なな(つ)・なの
「シチ」の読みには馴染みがあったので、訓読みだと思い込んでいたのでした……。
参考文献
- 重箱読み? 湯桶読み? 例をまじえて違いをやさしく解説します – 中学受験ナビ
- 音読み、訓読みの見分け方! これで重箱読み、湯桶読みもバッチリ!|校舎ブログ詳細|秀英予備校
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