子どものいない女性が「これだけは言われたくない」言葉|おこなしさまという生き方(10)
いずれまた合流できる。お互いを尊重したい
子どもの有無で線引きしてしまうのは、一部の方だけ。ほとんどの女性は母親になろうが、独身だろうが属性は関係なく、その人自身の人間性に惹かれるものだ。ただ、女性は「産んだ女」と「産まない女」の二通りに分かれる。そこに社会が線を引き、私たちを窮屈にしてしまう。
たまに、最初から産むことが不可能な男性が羨ましく思えるときがある。女性は産める可能性をもって誕生したから、やれ女なら産んだ方がいいだとか、少子化だから産むべきとか、周りがガヤつくのだ。
結婚は年齢に関係なくできるけど、出産年齢には限界がある。もしタイムスリップできるなら、今度は子どもを産みたいと願う“おこなしさま”も少なからずいる。産まなかった、産めなかった経緯は千差万別だということを、何かを口にする前に気づいてほしい。
女だからこそ、二手に分かれてしまう道。途中は相手の様子が分かりづらいけど、子育てから手が離れたら、きっとまた合流できる。
先日、友人が「もう夜でも出かけられるから!」と、嬉しそうに声をかけてくれた。いつの間にか長女が大学生になっていたとは驚き。ほんとにタイムスリップしたみたいに、20年ぶりの再会。お互い「全然変わらない」と口にしながら(実際はシワ・シミ・白髪が増量中)、分かれ道から合流できた奇跡。
子どもがいない人生を選択した“おこなしさま”は出産や子育てはしていないけど、別の経験をしてきている。それぞれ経験してきたことに違いはあれど、そこに格差はない。あってほしいのは、相手を尊重して思いやる気持ちだけだ。
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