
更年期世代の「頭痛」「頭の重たいどんより感」にオススメの漢方って?
40~50代になり、「最近、いつも頭が重い」「頭が締め付けられるような感じが続く」などの悩みがありませんか?
日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。
この時期はホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多いようです。
更年期女性のお悩みに、「頭重感」があります。
今回は、更年期の頭重感を改善する方法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
前編『49歳、低気圧のたびに繰り返す頭痛「まさか更年期症状なの?」最後に頼った解決策は』に続く後編です。
「根本的に頭重感を改善したい」人には漢方がおすすめ
更年期の頭重感や頭痛の改善には、日本頭痛学会の「慢性頭痛の治療ガイドライン2013」でも推奨されている漢方薬がおすすめです。
漢方薬は、痛みの症状だけでなく根本改善を目的として、実際の医療現場で使われています。
更年期になると、女性ホルモンの急激な減少により自律神経が乱れ、頭重感が生じるとされています。
また、ホルモンバランスの乱れ以外にもストレスや血行不良、冷えなども頭重感の原因と考えられているのです。
更年期の頭重感には、「加齢や冷えによるホルモンバランスの乱れを整える」
「自律神経の乱れを整えてストレスを緩和する」「血流をよくして脳に酸素や栄養を届ける」
といった生薬などを含む漢方薬で治療を行います。
自律神経が整い、血流がよくなることで疲れにくくなり、頭重感だけでなく、肩こりや冷えなど更年期のさまざまな不調を一緒に改善することが可能です。
さらに、漢方薬は自然由来の成分がからだに優しく働くため、毎日のむだけで症状の解決を目指せます。
更年期の頭重感を改善するには、以下の漢方薬がおすすめです。
<更年期の頭重感におすすめの漢方薬>
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):肩こりや冷えのぼせが気になる方に。
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):貧血やむくみが気になる方に。
- 八味地黄丸(はちみじおうがん):冷えや頻尿が気になる方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
更年期の頭重感から抜け出そう!
あなたを悩ますひどい頭重感の原因は、更年期かもしれません。
ひとりで我慢せずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/
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