まさか、私が乳がんだなんて…?でも、困ったのはがんよりもむしろ【100人の更年期#84】後編

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

前編『 45歳「毎朝、動悸で目が覚める」。50歳、突然血圧が上がり…?  』に続く後編です。

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【100人の更年期#84】後編

 

50歳。更年期を感じた矢先、まさかの「乳がん」が見つかった

生理周期と血圧の関係から、更年期を覚悟したヒロミさん。HRT(ホルモン補充療法)で更年期のケアをしようかと考えた矢先、定期健診でヒロミさんの体に乳がんが見つかりました。幸い初期で、手術して全摘出することで完治しました。しかし、乳がんは女性ホルモン(エストロゲン)の投与によって悪化してしまう可能性があるためホルモン補充療法は適応できないケースが多く、残念ながらヒロミさんも該当しました。

 

「乳がんは初期で見つかれば命は取られないと知っていたので、そこまで慌てなかったのですが、困ったのはむしろ動悸と血圧。婦人科に相談したところ、血圧の急上昇は自律神経の乱れとも関係するからと、精神安定剤を処方してもらえました。実際、血圧の上昇を感じたときに安定剤を飲むと、神経が高ぶった感じが治まります」

 

55歳になった今も、血圧の急上昇はときどき起こるといいますが、ヒロミさんはさまざまなパターンを研究、いまでは薬の服用と併せ、仕事中に血圧が上がったときは休憩したり、業務にミスがないか同僚に確認してもらうなどの対策もとっているそうです。

 

更年期以降、身体の敏感さが変わった。特に「音」にナーバスになるように

ヒロミさんは、更年期を感じ始めてから音に敏感になったそうです。例えば、自宅マンションの上の階から聞こえる、足音などの生活音。家族によると、前から同じ音はしていたといいますが、ヒロミさんはあるときから急にこうした音を耳障りに感じ始めました。他に、夫が見ているテレビの野球番組をうるさく感じ、「うるさい!」と泣き叫びながら電源を切り、走って逃げたこともあったそうです。

 

「年に1~2回ですが、急に怒ったり泣いたり叫んだりするので、夫には申し訳ないと思っています。夫も7年くらい前から耳鳴りが始まるなどしていて、年齢による体調不良に理解があるのが救いです」

 

こうした身体の変化はどうしようもない部分があるため、家族や同僚に何がどうなっているのかをわかってもらうほうがいいのかも、と続けました。

 

人生100年時代。更年期と付き合いながら元気で生きるための心がけは

血圧の急上昇や音への過敏反応、感情の高ぶりなど、これまでになかった体調の異変が今も続くヒロミさんですが、その都度対処していくしかないと覚悟を決め、健康的な生活を心掛けるようにしたそうです。

 

「私はまだ生理があるので、これからもしばらく更年期と付き合っていくことになりそうです。人生100年時代。あと50年近く元気で生きようと思ったら、血管と骨と筋肉を守ることが大事だと感じています。強く健康な体をつくるため、50歳からカルシウムとたんぱく質のサプリメントを摂り始めました。40歳から始めたマラソンも、今日まで続けています」

 

マラソンは、週に4回、5キロ以上は走るそう。東京マラソンなど大きな大会に出る前は20~35キロを走るなど、健康な体づくりに余念がないヒロミさん。

 

「そのおかげかは分かりませんが、骨密度も筋肉量も、55歳で必要な値の100%を超えています。このように、なにか一つ『私はきっと大丈夫』と思えるものを何でもいいから作っておくと心の支えになるんじゃないかなって思います。たとえば、髪をなるべく丁寧にケアして『私はツヤツヤだから大丈夫』、忙しくても頑張って靴だけはきちんと磨いて『いつでも整っているから大丈夫』というような。そういう心の支えをたくさん持っていきたいです」

 

▶【この記事の前編】45歳「毎朝、動悸で目が覚める」。50歳、突然血圧が上がり…?

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